独占欲 ページ31
渡辺side
美容クリニックから帰ろうとすると、目の前に現れたAににてる人。
優実｢翔太！｣
渡｢誰？｣
優実｢えー、まあしょっぴーは騙せないか。
Aのいとこです！｣
そう言って目の前で笑うけどはっきり言って好きじゃない。
だってAから聞いたことないってことは無断で近付いてきてるってことだから。
渡｢Aから話聞いたことないから。｣
そう言って帰ろうとする俺の前に立ちはだかる。
優実｢そりゃそうだよ。
私、戸籍ないもん。｣
渡｢…は？｣
優実｢Aのために生み出されたものだもん。
あ、これ誰にもいったことないから内緒ね？｣
Aのために？
優実｢ちょっと、話をしようか。｣
もうこの時点で蜘蛛の巣に引っ掛かっていたんだ。
ついた先はAとよく来るファミレス。
優実｢私ねしょっぴーが辛い思いしてるところ見たくないっ！｣
渡｢え？｣
注文もそこそこにいきなり立ってそう叫ぶ。
幸い人がいなかったからよかったけどまじで嫌だから座らせるとすぐに口を開く。
まるで俺に考える隙を与えないかのように。
優実｢好きなんでしょ、Aのこと。
でも、Aがしょっぴーのことを見ることなんて一生ないよ。｣
やめろ…。
優実｢だってAは芸能人。ましてやあんな性格だよ？
しょっぴーだけを見ることは永遠にない。
私じゃ、Aの代わりになれない？｣
代わりなんているわけない。
代わりでいいんだったらとっくにこんな気持ち消えてる。
『俺は、外見じゃなくて中身が好きだから。』
優実｢…私がAに似せればいいんだよね？
私ならそのくらい出来る。翔太のことが好きだから。｣
耳元で囁かれたその言葉は甘い甘い罠で、
気付いたときにはもう抜け出せない。
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美紀 - 移行おめでとです最高です更新大変だと思います頑張ってください応援していますコロナウイルス流行ってるので気をつけてくださいね (2020年5月21日 11時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
苺大福(プロフ) - これからどうなるのかどきどきしてます。いとこさんにちょっとイラッときたり…(笑)更新大変だと思いますが、楽しみに待ってます！ (2020年5月18日 18時) (レス) id: e2331d93c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夕月 | 作成日時：2020年5月13日 0時
