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_____……スメールかフォンテーヌ、どちらに行かれますか？
頭がボーッとする。
白朮さんの言葉とあの耳の感触がなかなかどうして離れてくれない。
____……分かってはいた。追われている身だからこそ一箇所に留まる訳にはいかない事を。
「A！！」
肩を揺すられ、ハッと我に返る。
視界いっぱいに映ったのは、心配そうな行秋さんと重雲さんの顔。
貰ったアイスは少しづつ溶けていて、冷たいそれは私の太腿をツー、と伝っていく。
「あ、ごめんなさい。少し考え事をしてて。」
出会ってからと言うもの、二人には迷惑しか掛けていない気がする。…二人に限った事じゃない気もするが、それは一旦置いといて。
「スメールとフォンテーヌだったら…どっちがいいかな…？」
唐突の問いに、二人は目を丸くする。なぜ？と言わんばかりの顔だ。
「私、実はファデュイから追われていて…それで成り行きで璃月に辿り着いたんだけど、」
「このまま留まっていても迷惑をかけてしまうから。」とポタポタ滴るアイスに目を向ける。
二人は少し考える素振りを見せてから、何かを決意した様に動き出す。
重雲さんは立ち上がり、それとは対照的に行秋さんはしゃがみ込む。その動きについていけず、上下と忙しなく顔を動かす私。
「僕は僕の住むこの璃月を重んじる。」
行秋さんは私の太腿を伝っていく液状になったアイスを人差し指と中指でなぞり、ペロッと舐める。
舐める最中、私の方を上目遣いで見上げてくるものだからたまったもんじゃない。
「だから、Aが最終的に辿り着くのが璃月であって欲しいと、心からそう思うよ。」
結構滴り落ちていたのであろう、液状のソレを行秋さんは躊躇いなく舐めていく。
合間を縫ってチラチラと視線を向けてくるその様に頬に熱を帯びるのを感じずにはいられなくて。
そんな中、両頬を掴み少し強引に上を向かせてきたのは、重雲さん。
「ぼくは、その質問には…応えられない。」
間近で重雲さんと視線が混ざり合い、心臓がドキリと音を立てた。
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柚木 京(プロフ) - もしよろしければ、TikTokのアカウント教えていただきたいです！ぜひ動画見させていただきたいです！！ (4月30日 3時) (
レス) id: eff68035a3 (このIDを非表示/違反報告)
名無し17098号(プロフ) - 初コメ失礼します！！ 話の内容も面白いし文章も読みやすいです！！ これからも無理の無い範囲で頑張ってください (4月24日 0時) (レス) id: 45c6c008b2 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - の〜さん（旧もこ）さん» 原神は皆個性があって素敵ですよね🌟オチとかは今のところ考えてなくて皆から(恋愛的に)愛される小説目指してますので頑張ります🥰 (3月17日 20時) (レス) id: 9c0c3ed197 (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - 私原神のキャラ全員推しなのと愛され大好物なので嬉しいです！出来たら全員に恋愛的に愛されたいです。無理ならすみません。更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (3月17日 20時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
狸 - 返信ありがとうございます!!!!どんなにたっても待ちますよ!!!!!! (2月28日 10時) (レス) id: 9a07639c58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごみるく | 作成日時：2022年11月23日 21時
