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「白朮、表情筋が緩み過ぎだ。」
「長生。見ていたんですか。」
結局、想定していた時間より長くAを拘束してしまっていた為、様子を見にきた行秋と重雲によって、Aは白朮の手から逃れる事に成功した。
顔が赤くどこか息遣いが荒いAの体調を気遣った重雲は「アイス食べるか？」と携帯していたアイスを差し出し、それを受け取っていた彼女を見て、白朮は優越感に浸る。
Aをそんな風にしたのはこの私だ、と言わんばかりに。
「優しい面はどこいったんだか。」
「私はいつだって優しいですよ。」
そう、Aに夢中になって時間を忘れるくらいには。
眼鏡を掛け直し、長生へと手を伸ばす。
ぐるぐると腕を伝っていつものポジションに収まった長生は「何であの二択だったんだ。」と疑問をぶつける。
スメールとフォンテーヌの事を言っているのだろう、と悟った白朮は長生と視線を合わせる。
さらりと額を流れた白朮の前髪から除く瞳が色っぽくて、これに迫られたAは大変だな、と同情してしまう程。
眼鏡をした状態でこの妖艶さなのだから、眼鏡を外したらきっと___……そこで長生は「そういう事か。」と一人納得した。
「白朮も悪い男だな。」
「まあそう言わずに。なぜ、モンドが除外されていたか、でしたね。」
先程Aの耳に触れていた方の手を自身の唇に近付けながら言葉を放つ。
「モンドと璃月は誰もが分かる通り、一番近いんです。この意味、長生なら分かりますよね？」
「まさか、」と長生は大きい瞳をこれでもかという程見開いたかと思えば、「とことん尽くすタイプなんだな。」と呆れたように一気に目を細めた。
「欲を言えば、このまま私の元に居て欲しかったんですがね。」
ちゅ、と音を立てて自身の指に口を付ければ、多幸感で心が満たされていく。
「____……身体が強い方ではない私が唯一、エスコートして気兼ねなく行ける場所ですから。」
身を翻した白朮は空を仰ぎながら、「こんなかっこ悪い事、貴女には言えませんがね。」そう言って目を伏せた白朮の口角は心做しか上がっていて。
長生は初めて見る白朮のその表情に、「応援するよ。」そう返せずにはいられなかった。
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柚木 京(プロフ) - もしよろしければ、TikTokのアカウント教えていただきたいです！ぜひ動画見させていただきたいです！！ (4月30日 3時) (
レス) id: eff68035a3 (このIDを非表示/違反報告)
名無し17098号(プロフ) - 初コメ失礼します！！ 話の内容も面白いし文章も読みやすいです！！ これからも無理の無い範囲で頑張ってください (4月24日 0時) (レス) id: 45c6c008b2 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - の〜さん（旧もこ）さん» 原神は皆個性があって素敵ですよね🌟オチとかは今のところ考えてなくて皆から(恋愛的に)愛される小説目指してますので頑張ります🥰 (3月17日 20時) (レス) id: 9c0c3ed197 (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - 私原神のキャラ全員推しなのと愛され大好物なので嬉しいです！出来たら全員に恋愛的に愛されたいです。無理ならすみません。更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (3月17日 20時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
狸 - 返信ありがとうございます!!!!どんなにたっても待ちますよ!!!!!! (2月28日 10時) (レス) id: 9a07639c58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごみるく | 作成日時：2022年11月23日 21時
