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「お薬について少し説明があるのでAさん、こちらへ来て頂けますか。」
届けに来てくれた七七ちゃんが可愛くてついつい構っていると、傍から白朮さんが手招きをする。
「バイバイ。」と手を振ってくれる七七ちゃんに胸をキュンキュンさせながら白朮さんの元へ向かうと、彼は皆からは見えない死角へと私を誘い込む。
「あの、別に説明なら皆の前でも良かったんじゃ？」
なぜこうも人を避けてまで呼ばれたのか分からない私に、白朮さんは変わらず優しく微笑む。
いつの間にか首に巻き付いていた長生までもが姿を消していて。
「少し、お話がしたかったんです、誰にも聞かれない所で。内容が内容なので。」
今サラッと何気に恐ろしい事を口にした気がしたが、平然を装ってその後の言葉を待つ。
淡い琥珀色の瞳が細められ、「そんなに身構えないで下さい。」と言われれば私の強がりなんてお見通しなのだろう。
「富者。名前は確か、パンタローネと言っていましたか。」
何かを思い出す様に白朮さんは顎に手を添え、その仕草は端正な顔立ちと相まってとても様になっているが、白朮さんの口からパンタローネの名前が出てきた事に私は驚きを隠せないでいた。
「やはり、当たっていますか？」
チラ、とこちらを見る彼の笑顔からは今何を考えているのかなんて想像も付かない。
それより彼とパンタローネに接点があった事に驚きなのだが、と悶々と考えていると私の心中を悟ったのか、白朮さんは慌てた様に続けた。
「あ、私は彼とは知り合いではありませんよ。先日、貴女を追っている執行官の一人と会いましてね。」
きっとタルタリヤの事だろう、執行官と言えば今は璃月に彼しか居ないだろうし。
「その方が私に仰ったんです。富者パンタローネを思わせる、と。」
「全くの別人なんですがね。」と彼は苦笑して自身の眼鏡に手を掛ける。
「そしてこうも仰っていました。」
眼鏡を外した彼は、当たり前だがパンタローネとは全然似ていなくて、どこか安堵した私に追い打ちをかけるように彼は呟く。
「俺達よりタチが悪い、と。」
「詳細、教えて頂けますか。」そう付け加えた白朮さんは心の底から心配した面持ちで私を見つめていた。
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柚木 京(プロフ) - もしよろしければ、TikTokのアカウント教えていただきたいです！ぜひ動画見させていただきたいです！！ (4月30日 3時) (
レス) id: eff68035a3 (このIDを非表示/違反報告)
名無し17098号(プロフ) - 初コメ失礼します！！ 話の内容も面白いし文章も読みやすいです！！ これからも無理の無い範囲で頑張ってください (4月24日 0時) (レス) id: 45c6c008b2 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - の〜さん（旧もこ）さん» 原神は皆個性があって素敵ですよね🌟オチとかは今のところ考えてなくて皆から(恋愛的に)愛される小説目指してますので頑張ります🥰 (3月17日 20時) (レス) id: 9c0c3ed197 (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - 私原神のキャラ全員推しなのと愛され大好物なので嬉しいです！出来たら全員に恋愛的に愛されたいです。無理ならすみません。更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (3月17日 20時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
狸 - 返信ありがとうございます!!!!どんなにたっても待ちますよ!!!!!! (2月28日 10時) (レス) id: 9a07639c58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごみるく | 作成日時：2022年11月23日 21時
