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Aが鷺の容姿をした仙人____……留雲借風真君によって連れ去られた後の船内では、砲撃を食らった形跡はなく、ただタルタリヤと部下達が呆気に取られている姿のみを残していた。
「これは一体どういう事かな？」
目の前でパチパチと小さな火花がタルタリヤの視線を横切り、これが俗に言う『花火』だということは誰もが見ても分かるだろう。
ハートの形やモラの形、色とりどりに変化していく魅力的な花火を横目にタルタリヤはというと、花火には目もくれずに額に青筋を浮かべていた。
「ははっ、砲撃と見せかけて花火とは、手の込んだ事を考えたもんだ。」
「俺もこの案は賞賛に値すると思っている。稲妻の長きに渡る鎖国令によって、一切の情報が掴めなかったからな。」
タルタリヤは決して褒めているわけではないのに、鍾離は表面上の言葉だけを受け止め満足気に頷いている。
そんな中、死兆星号からその輪の中に入ってくる人影がひとつ。
「どうやら上手くいったようでござるな。」
「少し砲撃が早かったと思うが…まあいい。鍾離様も御機嫌な様子だしな。」
万葉は雨水で滑らないように、ひょいっとしっかり着地をした後、雨を払う様にパタパタと服を
「それで、これから第二線でもやる？俺はいつだって大歓迎だけど。」
濡れた前髪を掻き上げ、タルタリヤは口角を上げて不敵に笑う。どうやら砲撃の件が相当癇に障った様で。
「いや、ここは一度休戦としよう。これ以上続ければAが悲しむのは目に見えている。」
鍾離はどうやらもう戦う気は無いようでタルタリヤへと手を差し伸べる。その額から滴り落ちる水滴は、止まることを知らない。
「あれだけ武力行使してたのに、よく言うよ。」
口ではそう言いながらも、Aに弱いタルタリヤは彼女の名前が出てしまえば頷くわけにもいかない。
鍾離の手を取ると、二人は仲直りと言わんばかりに手を軽く振った。
「魈も、俺に遠慮は不要だ。Aの事を想っているのなら、後悔のないように己の道を進むべきだ。」
急に話を、しかもAの件を振られた魈は困惑した様子で「ち、ちが、」と口ごもっている。
しかし、数秒経つと魈は意を決した様に鍾離を真っ直ぐ見つめた。
「以前、無名夜叉の件だけは…と言っておきながら申し訳ありません。……どうか、此度も帝君のお赦しを。」
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柚木 京(プロフ) - もしよろしければ、TikTokのアカウント教えていただきたいです！ぜひ動画見させていただきたいです！！ (4月30日 3時) (
レス) id: eff68035a3 (このIDを非表示/違反報告)
名無し17098号(プロフ) - 初コメ失礼します！！ 話の内容も面白いし文章も読みやすいです！！ これからも無理の無い範囲で頑張ってください (4月24日 0時) (レス) id: 45c6c008b2 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - の〜さん（旧もこ）さん» 原神は皆個性があって素敵ですよね🌟オチとかは今のところ考えてなくて皆から(恋愛的に)愛される小説目指してますので頑張ります🥰 (3月17日 20時) (レス) id: 9c0c3ed197 (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - 私原神のキャラ全員推しなのと愛され大好物なので嬉しいです！出来たら全員に恋愛的に愛されたいです。無理ならすみません。更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (3月17日 20時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
狸 - 返信ありがとうございます!!!!どんなにたっても待ちますよ!!!!!! (2月28日 10時) (レス) id: 9a07639c58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごみるく | 作成日時：2022年11月23日 21時
