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「待って、裸の関係って何…！？」
パサ、と音を立て手袋が彼の口から艶やかに落ちるのを目で追いながら疑問をぶつける。
裸の関係って、私と鍾離さんが…？一体どういう思考回路からそこに辿り着くのか。
「タルタリヤ、何か誤解してない？まずは話し合いをするべきだと私は思うんだけど！」
床に落ちた彼の手袋を拾い、きゅっと握り締めながら必死に抗議する。
しかしそんな私を見ても尚、タルタリヤが静止する姿勢は見られない。
「勝手にファデュイを辞めて、勝手にスネージナヤから出て、話し合いの余地があると思う？」
「…………。」
��勝手に��という部分を強調され、痛いところを突かれた私は言葉に詰まる。
タルタリヤらしくない少し焦った声に、どうにも疑問を感じずにはいられない。
「どうして、そんなに私に構うの？」
素直な疑問を口にしただけなのに、彼はと言うと目をぱちくりとさせていた。
え、何その反応…。
「はあ〜…………。」
片手で顔を覆い、本日二度目の深い溜息を吐いたタルタリヤは信じられないと言うように首を横に振った。
指の隙間から覗く彼の瞳は少し困った様に細められ、それは少し拗ねている様にも感じ取れる。
…その表情を見ているとなぜだかこちらの方が申し訳なくなってきて。
「なんか、ごめん…。その、勝手だとはわかってるんだけどどうしたら許してもらえるかな？」
____……刹那。
彼の口角がゆっくりと上がる。先程の困った様な瞳はもう微塵も感じられない。
嵌められた…と思わざるを得ない状況に、前言撤回しようと口を開きかけた時。
「それじゃあ…ココに口付けしてもらおうかな。」
自身の唇を綺麗な指でトントン、と叩きウインクをする彼は、私から見れば悪魔にしか見えない。
「え、それってキス………、」
私の身長に合わせる様にタルタリヤは屈んで、彼の蒼い瞳いっぱいに私が映る。
絶対にするまでは逃してはくれないと頭で理解した途端、恥ずかしさで倒れてしまいそうになるのを何とか堪えた。
けれどその視線から少しでも逃れたかった私は視線を下に落とすと、目に入ったのは先程から握っているタルタリヤの手袋。
そこで一つ、ある事を思い付いた私は意を決して、タルタリヤの瞳を見つめ返した。
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柚木 京(プロフ) - もしよろしければ、TikTokのアカウント教えていただきたいです！ぜひ動画見させていただきたいです！！ (4月30日 3時) (
レス) id: eff68035a3 (このIDを非表示/違反報告)
名無し17098号(プロフ) - 初コメ失礼します！！ 話の内容も面白いし文章も読みやすいです！！ これからも無理の無い範囲で頑張ってください (4月24日 0時) (レス) id: 45c6c008b2 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - の〜さん（旧もこ）さん» 原神は皆個性があって素敵ですよね🌟オチとかは今のところ考えてなくて皆から(恋愛的に)愛される小説目指してますので頑張ります🥰 (3月17日 20時) (レス) id: 9c0c3ed197 (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - 私原神のキャラ全員推しなのと愛され大好物なので嬉しいです！出来たら全員に恋愛的に愛されたいです。無理ならすみません。更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (3月17日 20時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
狸 - 返信ありがとうございます!!!!どんなにたっても待ちますよ!!!!!! (2月28日 10時) (レス) id: 9a07639c58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごみるく | 作成日時：2022年11月23日 21時
