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「鍾離様から聞いた。千岩軍は総出でお前を探しているようだが…千年以上もの時を過ごしてきた我も、こんなに血眼になって誰かを探す奴等は初めて見た。」
お互い軽く自己紹介をした後、魈さん…彼が仙人である事を明かされ最初こそ驚いたものの、浮世離れした彼の纏うオーラに納得せざるを得ない何かを感じ取った。
璃月には仙人がいるとは聞いてはいたけれど、本当だったなんて。
そんな尊ばれる誉れ高き仙人が、鍾離さんの事を��様付け��で呼んでいるという事は、鍾離さんの正体は一体…。
「…千岩軍にしては些か数が多すぎる気がするが…。」
「え？」
「いや、我の考えすぎだろう。」
私が鍾離さんの正体について考えている時、魈さん自身も何かを考えていた様で、それを振り払うかの様に頭を横に振った。
そんな魈さんの頭に、ひらひらと舞い落ちてきた、少し欠けた落ち葉。
「魈さん、頭の上に、」
それを取ろうと彼に近付き手を伸ばすが、それに伴う様に彼は何故か数歩後退った。
「我にあまり近付かない方が良い。」
黄金色の瞳が私を捉えそう言うが、その瞳はどこか悲しげに揺れていて。
彼の腰に付いている、黒い鬼面の瞳が何故か鋭く光った気がして、それはまるで「これ以上干渉するな」と警告でも発しているようだ。
「魈さんの頭の上に落ち葉が…。」
そう言うと、彼は自分の頭へと手を伸ばし、手探りで落ち葉を手に取った。
そしてそれを数秒見つめた後、魈さんは優しく、欠けた落ち葉を地面に置く。
膝をつき、伏せ目がちになった魈さんの横顔はやはりどこか悲しさを帯びていて。
その隙に倣うようにして、隣にしゃがみ込む。
「…！！だから我に近付くなと、」
「？どうもないですよ？」
そう言って微笑むと、魈さんの黄金色の瞳がめいっぱい開かれ、乾いた言葉にならない声が、彼の口から零れる。
「欠けた落ち葉も、見方によっては欠けてないように見えるんですね。」
魈さんが地面に置いた落ち葉を拾い、くるくるとそれを回しながら言うと、
「ほん、とうに…、どうもないのか…？」
私を心配する声だと言うのに、それはどこか、懇願の意が混ざっている気がして。…そうであって欲しい、という彼の気持ちが伝わってきた気がして。
黒い鬼面も、今では先程の鋭い眼光の面影は全然なくて。
「はい、この通り。なのでこれから近付くなは禁句ですからね！」
そう笑顔で返した。
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柚木 京(プロフ) - もしよろしければ、TikTokのアカウント教えていただきたいです！ぜひ動画見させていただきたいです！！ (4月30日 3時) (
レス) id: eff68035a3 (このIDを非表示/違反報告)
名無し17098号(プロフ) - 初コメ失礼します！！ 話の内容も面白いし文章も読みやすいです！！ これからも無理の無い範囲で頑張ってください (4月24日 0時) (レス) id: 45c6c008b2 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - の〜さん（旧もこ）さん» 原神は皆個性があって素敵ですよね🌟オチとかは今のところ考えてなくて皆から(恋愛的に)愛される小説目指してますので頑張ります🥰 (3月17日 20時) (レス) id: 9c0c3ed197 (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - 私原神のキャラ全員推しなのと愛され大好物なので嬉しいです！出来たら全員に恋愛的に愛されたいです。無理ならすみません。更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (3月17日 20時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
狸 - 返信ありがとうございます!!!!どんなにたっても待ちますよ!!!!!! (2月28日 10時) (レス) id: 9a07639c58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごみるく | 作成日時：2022年11月23日 21時
