108 ページ8
.
Sehun side
…やっぱり、Aは寝た。
僕はとりあえずドライヤーを片付けて、Aをお姫様抱っこでベッドまで運んだ。
多分まだ起こそうと思えば起こせるけれど、僕だってAが寝てる間にやってみたい事がある。
…もちろん、やましい事。
目を瞑って無防備にすやすや眠る彼女は、簡単に僕の理性を壊してくれる。
そんな彼女の唇を避けて、上から順にキスを落とす。
まずは、僕と同じいい匂いがするふわふわでサラサラの髪の毛。
次にあらわになったかわいいおでこ。
艶がある瞼に、小さくて形の良い鼻。
いつも赤くなる頬に、敏感で弱い耳。
こうして居ると、キスした所から全部僕のものになっていくみたいで…何だか興奮する。
足の爪先までキスする頃には起きちゃうかな。
小さな支配欲と高まる感覚に、僕が僕じゃなくなっていくみたいだ。
「んっ…。」
可愛いAの声が、さらに僕を昂らせるのに気付いているのかな。
SE「…A、好き…。」
綺麗な鎖骨には、さっき僕が付けた跡も残っていて何とも言えない気持ちに襲われる。
小さくて守ってあげたくなる手の甲にキスを落として、そのまま指先にも口付けを落とす。
その細い指が何とも魅力的で僕は思わず指先を口に含んだ。
「うん…？せ、セフニ！？」
SE「ん？なぁに、A？」
タイミング良くぱっちり目を開けたAに、上目遣いで首を傾げてみる。
「な、なんで私の指食べてるの！？」
目のまん丸にして顔を真っ赤にしてる。
…あ、Aを困らせるの楽しいかも。
SE「美味しそうだなぁって思って。」
口に含んだAの指を、唇で吸い付いたり舌で弄んだりしてみる。
極めつけに、甘噛みしてちゅっとキスを落とす。
「っ…、ダメ、なんでそんな事するの、」
……この反応はもしかして。
SE「…ちょっと痛いのが好きなの？」
「違う！え、っと、違うから！」
本当に違うなら、こんなに必死に否定しなくていいのに。
素直じゃない所も可愛い。
SE「Aはちょっと痛くて強引なのが好きだもんね？」
「っ…、」
顔を真っ赤にして涙目になって僕を見つめてくる。
…どうしよう、本当に可愛すぎてもたない。
SE「…可愛い。ねえ、もうしてもいい？」
残していた唇に軽くキスを落として問いかける。
まだ僕がキスをしてない所は、今度から少しづつコンプリートしていくことにするよ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 609人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「EXO」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：nel_ | 作成日時：2019年12月15日 23時
