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少し早めに業務を切り上げて、約束していた会社の向かいのカフェに向かう。
ジョンインくんにセフニとの事を冷やかされたけど、今度チキンを奢る約束をして口封じをしておいた。
お昼の乾いた日差しから逃げるように店内にはいると、私に気付いてぶんぶん手を振るベクとソアの姿。
BH「Aー！遅いぞー。」
「いや二人が早いんだよ。あ、私日替わりで。」
お冷を運んできた店員さんにすかさず注文すると、それに乗っかる二人。
SA「じゃあ日替わり3つだね。」
注文してすぐに運ばれてきた仕事の速さに感心しつつ、久しぶりの幼馴染ランチ会に話が弾んだ。
SA「アメリカ、いつ行くの？」
「まだ決まってないよ、昨日話聞いたのに。」
BH「はぁぁぁぁーーー、ベクちゃん寂しいよーーー。」
「ソアと全く同じこと言ってる。」
まだお昼だし、アルコールも入っていないのにこのテンション。
でもそうだよね、いつ出発するかとか早めに決まるといいなぁ。
それまでにこっちの人と色々話もしておきたいし。
SA「向こうに行っても絶対連絡してね！？あとセフンさんに泣かされたらすぐ言ってね！！チャニョリと一緒に殴り込みに行くわ。」
BH「俺も乗った。セフンさん許さない。」
「なんでそんな好戦的なの？泣かされないし。セフニそんな事しないもん。」
SA「信用してんのね〜。いい事だわ。」
BH「はぁー、悔しいけどお似合いです。悲しみ。」
…長年の幼馴染にそう言われると、嬉しいし自信持てるな。
自分の右手に嵌められたエンゲージリングを見てはニヤニヤしていると、怪訝そうな顔の二人に見つめられる。
SA「…ふぅん、そのリングはズバリ、婚約指輪ね。」
BH「グサッときた。俺のAが婚約指輪…。」
「ベクのじゃないし。」
SA「いいなー！！私も早くチャニョリにプロポーズされたい！！ねえベク何とかして！！」
さっきまで私をいじって楽しんでたのに、次は凹んだり大忙し。
BH「無理だってソアちゃん落ち着こ？」
ベクもソアには逆らえないから泣きそうになりながら宥めてる。
BH「こりゃチャニョルも大変だな。尻に敷かれてるわ。」
「あー、でも意外と喜んでるよあの人。変態なのかな？」
SA「何か言った？」
「いえ、何も…。」
少しSっ気のあるソアはチャニョルさんと相性が良さそう…。
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作者名：nel_ | 作成日時：2019年12月15日 23時
