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今日はいつもみたいに嫌いな目覚ましの音で目は覚めていない。
最悪のモーニングコールで目が覚めた。
時間は確認せずに画面に表された"ジュンミョン部長 応答"のボタンをスライドさせて、スマホを布団に投げつける。
…今日は火曜日。
分かっている、とてもピンチな状況だと言うことは。
「…ヨボセヨ？」
JM「おはよう、Aちゃん。」
お願い、その後の言葉を続けないで。
「すみません、今すぐ行きます。」
JM「はぁい。待ってまーす！」
今日が命日だ、私。
笑顔のジュンミョン部長より怖いものはこの世であるんだろうか。
…昨日飲むんじゃなかった。
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「おはようございます…。」
JM「Aちゃーん！おはよう！」
死ぬ、直感的にそう感じた。
JM「今日なんで遅刻したの？怒ってないから言ってごらん？」
いつもみたいなウサギさんの部長はどこへ。
神様、居るなら助けてください。
「すみません、ただの寝坊です…。以後気をつけます…。」
JM「はーい、よろしくね〜！」
それはもう深々とお辞儀をしてジュンミョン部長のつま先を見つめる。
…いや、もうこんなにも謝ってるなら良くない！？
…良くはないけど！
いっその事開き直った私はちらっとジュンミョン部長の表情を確認してデスクに戻った。
おぉ〜、まじで怖かった。
JI「先輩、おはようございます。顔死んでますよ？」
「おはようジョンインくん。そりゃ顔だって死ぬ時はあるよ。」
そういうジョンインくんはいつもに増してキラキラしてるね。
爽やかさボーナスと色気が凄い。
それにしても、何なのこの大量の資料は。
これ全部私がやるの？
気が遠くなるんだけど…。
「あーもう！やるしかない！仕事仕事！」
私は頬を軽く叩き、パソコンと睨めっこを始めた。
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BH「おーい、A。昼だぞ。」
「…。」
BH「A！聞こえてんのか！」
「…はっ！何！？」
誰かに肩を揺すられて、振り向くとそこにはベクの姿。
…もう、今日の遅刻はこの男のせいでもあるんだから！
BH「昼一緒に食おうぜ。」
「…待ってこれ終わらす…。」
そう、私には大量の仕事があるんだ。
はあ、と隣でため息を吐いてるベクを無視してまたパソコンに向かった。
…なんで私と一緒に飲んでたのに遅刻しなかったのよ！
身勝手な恨みをエンターボタンに込めて、私たちはお昼を取る事にした。
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作者名：nel_ | 作成日時：2019年12月15日 23時
