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寝ちゃダメだ、と思う程瞼と言うものは重くなるものなんだな。
2本目の梅酒を開けた頃には、もうすでに酔いが回っていて眠気も襲ってきた。
…でも、やめるにもやめれない。
手持ち無沙汰になりたくなくて、ついつい飲んでしまっていた。
私は重い瞼に抗うことが出来ずに、遂に瞳を閉じた。
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…冷たい。
ハッとして目を開けると、私はシャワールームでセフニに水をかけられていた。
「…ええええ！？！？！？」
SE「あ、Aやっと酔いが冷めた？」
なんなの、この状況。
私は丸裸で、セフニは上半身裸で私にシャワーをかけてる。
「見ないで！！！自分でやるから出てって！！！」
もう軽いパニックになった私はシャワーを奪ってそのままセフニの顔に…、かけてしまった…。
「あっ……ごめん…。」
謝りつつシャワールームのカーテンを閉めてセフニを追い出す。
SE「…もう酔いが冷めたなら容赦しない。」
…やばい、この後大丈夫かな私。
SE「あ、言っておくけど勝手に脱いだのはAだからね！？僕は酔ってるのにシャワーなんて危ないと思って、介抱しただけ…だから…！」
どんどん小さくなっていく語尾。
…もういいや、どうせこの後裸見られるんだし。
「…あの、今日は心の準備が出来てなかっただけで…、また今度…。何時になるかわかんないけど…、一緒に入ろ。」
あああ、言っちゃった。
セフニ無言だし引いたよね！？
「あーもうなんでもない！！聴こえなかったよね！？うん！！」
SE「…やばい、この後優しく出来る自信ない。」
ぼそっと呟いたかと思うとシャワールームのカーテンが勢いよく開かれた。
そして顔を肩に埋めるように後ろから抱き締められる。
…まって、鏡の真正面だし私裸だし、セフニの濡れた上半身がぴったりくっついてそれどころじゃない。
「や、あの…、本当に、ごめんなさい許して。」
こんなの耐えられない。
電気は煌々としてるから見たくもない恥ずかしい自分が丸見えだ。
すっぽり私の身体を包み込むセフニの腕を何とか外そうとしたら、いきなり耳に息をかけられた。
「ひぃっ…、」
可愛げのない変な声まで出るし、もういい加減何とかしてよ…！
SE「ふふ、可愛い。」
耳元でふっと笑うと、今度は耳を甘噛みして私の顔を覗き込んでくる。
「っ、あの…、」
私がどう足掻こうとも、やめてくれる気配はない。
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作者名：nel_ | 作成日時：2019年12月15日 23時
