【EXO】お得意さま #2 (ページ29)

今日:4 hit、昨日:4 hit、合計:105,194 hit

79 ページ29

.

セフニと二人行動になってからは、ドクターフィッシュの体験をしたり餌やりをしたりした。

ドクターフィッシュの体験では擽ったそうにふにゃふにゃ笑ったり、ちらっと見える程よく鍛えられたふくらはぎにドキドキしたり…。

餌やりの時なんて魚に向かって『ヒョンだぞ～』って笑ったりしててちょっと笑っちゃった。

…それからセフニがオッパだったらこんな感じなのかな～って勝手に妄想して勝手に自滅した。

ショッピングの時なんて可愛いうさぎの被り物をしてたから可愛くて可愛くて。

…美人さんとか可愛い子とか、すごくセフニのこと見てたんだからね。

「あ、このマグカップ可愛い！」

SE「ほんとだ。お揃いにして買おうよ。」

「えへへ、いいねそれ。」

セフニとお揃いってことが嬉しくて、ついはにかんでしまった。

SE「A嬉しそう。もうそれだけで幸せ。」

…そんな殺し文句どこで覚えてきたの…！

ドキドキした気持ちを隠すように、可愛らしいイルカがあしらわれたちょうどいいサイズのマグカップを二つ持ってお会計に向かった。

「私ピンクがいいな～、セフニは？」

SE「んー、じゃあ黒。」

との事で、レジに並べた二つのマグカップを見てニヤニヤしていた。

.

「いいお買い物したね。そろそろ戻ろっか。」

SE「そうだね。」

手を繋ぎ直して歩きだそうとすると、突然止まったセフニ。

「ん、どうしたの？」

SE「…A、二人きりの時に言いたいことあって。」

いつになく真剣な表情にドキドキする。

「なに…？」

SE「…僕と、付き合ってくれてありがとう。Aと一緒にいるとそれだけで幸せ。愛おしくて、大好きで、離れたくないって思う。」

握った手がぎゅっと私を包み込む。

…どうしようもなく幸せで死んじゃいそうだ。

「…私も、セフニと一緒に居れてすごく幸せ。こちらこそ、幸せにしてくれてありがとう。…大好き。」

SE「…ぷっ、なんか恥ずかしい…けど、嬉しい。…レストランで告白した時、ちゃんと言えなかったから。今日言おうって決めてたんだ。」

目尻を下げて、愛おしそうに見つめられる。

「もう充分すぎるくらいだよ。私こそ普段あんまり素直に言葉に出来ないけど、…ありがとう。」

セフニの目を見て、大好きだよって伝える。

全部が愛おしくて、満たされて、私を私にしてくれる。

SE「…ねえ、もう…我慢しなくていい？」

.