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そんなこんなで親睦会も中盤に差し掛かり、いい感じに酔えていて気持ちがいい。
…セフンさんに飲みすぎるなって言われたけど、まだ大丈夫のはず。
チラッとソアとチャニョルさんの方を見ると、何とも仲良さそうにお喋りしている。
…これはいい感じに行きそうだな。
相変わらずジョンインくんはすやすや眠っていて重いし、ミンソク先輩とジュンミョン部長は楽しそうに笑ってるし。
今回の親睦会は大成功かな。
満足した所でお手洗いに席を立つと、たまたまソアと鉢合わせた。
SA「ちょっとA！あんたセフンさんと何も進んでないじゃない！」
「へ？」
SA「チャニョリから聞いたのよ！こういう時こそセフンさんと近付くチャンスなの！」
大興奮のソアだけど、ちゃっかりチャニョルさんのことを呼び捨てにしてるし抜かりない。
「え、いいよ…。気になるけど、迷惑だろうし。」
はぁー、と大きなため息を吐いて説教モードに入ったソアは私にお構い無しに語っている。
…これまた、相当酔ってる。
SA「…やっぱりAは私が居ないとダメね。チャニョリからAとセフンさんと私と4人で遊びに行こうって誘われたの。…つまりどういう事か分かるわよね？」
「…はい。」
私があまりにも消極的だから背中を押してくれるんだろう。
…でも、セフンさん好きな人居るらしいし断られるだろうな…。
SA「それにしても、Aもなかなかやるわね〜。一発で私の良さが分かるイケメンを連れてくるなんて。チャニョリ、最高だわ。推せる。」
ソアはとてもチャニョルさんのことを気に入ってるみたいだけれど、恋愛対象ではないのかな…！？
推せる、って恋愛の意味入ってる？
「…あのさ、ソア。チャニョルさんって目の保養？それとも恋愛対象？」
ソア曰く、ジョンインくんは"推し"だから目の保養で、恋愛対象ではないらしい。
その理屈で行くと、チャニョルさんはどっちなのか。
SA「んー、今のところは推し。性格が良くて明るいからこそ、推せる。」
…なんだかよく分からないけれど、まだ恋愛対象ではないみたいですよ、チャニョルさん。
SA「なんかこう、ガッとオスを見せてくれたら落ちるわ〜。顔が良いだけじゃ推し止まりね。」
偉そうに語ってるけれど、チャニョルさんの好きな張本人がそう言っているならしょうがない。
…後でチャニョルさんに教えてあげよ。
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作者名：nel_ | 作成日時：2019年10月18日 22時
