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休日だし予定もないし、どうしようかと悩んでいた時。
GS「買い物行くけど、一緒に来る？」
との事で、オッパのお買い物に着いていく事にした。
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向かったのは、会社近くのショッピングテラス。
オシャレなお店が立ち並ぶ、女子には目が離せない場所だろう。
GS「服とか買う？食材はあとの方がいいし。」
「そうだね。じゃあ見に行こう！」
最近服買ってないし、何か買おうか。
GS「これとかどう？似合うと思う。」
突然オッパに肩を叩かれて、振り向くと可愛い花柄のワンピースをオッパに合わせられた。
目を細めてニコッと笑うオッパ。
…なんか、やけにオッパのことを意識してしまう。
今朝のことがあったからだろうか。
「可愛いけど…私には似合わないよ。」
目を逸らしてワンピースを戻そうとすると、オッパはワンピースを取り上げてレジに向かった。
「え、ちょっと、」
GS「すごく可愛かったから、次どこか行く時に着てね。」
そう言ってお会計を済ませると店を出てしまった。
慌てて追いかけてワンピース代を払おうとしても、オッパは受け取ってくれない。
GS「僕が勝手に買ったんだから払わなくていいよ。」
「いや、でも…。」
GS「じゃあ、代わりに家事手伝って。それでいい？」
「…うん。」
家事はどうにも苦手なんだけど、オッパがそういうなら頑張って手伝おう。
俯きながら歩いていると、前を歩いていたオッパが突然立ち止まり私の頭を撫でた。
「え、ちょっと。」
大きな手で優しく撫でるから気持ちいいけど、人の目があるから程々にしてほしい…。
GS「…本当に気にしなくていいから。」
…やっぱりオッパって優しいな。
さっきドキドキしたのは恋愛経験の無さから来る一種の気の迷いで、やっぱりオッパは安心という言葉が1番合ってる気がする。
「ふふ、オッパに頭撫でられると安心する。」
GS「…うん。ならよかった。」
目を細めて笑うオッパ。
でもなんだか、危うくて繊細で、悲しそうな表情だった。
どうしてそんなに壊れてしまいそうなんだろう。
そう思うと怖くて思わずオッパの手を握ってしまった。
「あっ…ごめん、なんでもない。」
GS「…そう。」
すぐに手を離し、歩き始める。
GS「今日の夕飯はナチョスだよ。材料買って帰ろう。」
オッパがいつもの様に言うから安心した。
私も夕飯の手伝い、頑張らないとなぁ。
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作者名：nel_ | 作成日時：2019年10月18日 22時
