【EXO】お得意さま (ページ33)

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さすがにこの時間じゃオッパは寝てるだろうと思って、自宅に向かうと窓から零れる明かりが目に付く。

…オッパ、まだ起きてる。

…ってことは、叱られる。

意を決して、ドアに静かに手をかけた。

「ただいま～…。」

GS「…おかえり、A。」

あ、完全に怒ってるわ。

「本当にごめんっ！道が渋滞してたの！連絡出来なかったのもタイミングが合わなかっただけで…。」

GS「本当に心配したんだからね。Aがこんな夜遅くになっても帰ってこないなんて何かあったかと思った。」

太くて綺麗に平行を描いている眉毛は少したれていて、大きな目は静かに私を見つめていた。

「ごめん…。」

ギョンスオッパは心配してくれてるだけで何も悪くない。

GS「…僕もごめんね。…というかお腹空いたんだけど。A待っててご飯食べてない。」

「え、そうなの！早く食べよ！」

ルンルンでリビングに向かうと私の好きなものばっかりが並んでいた。

GS「ご馳走作って待ってるって言ったでしょ。」

得意そうに笑うギョンスオッパ。

笑うと口がハートになるのがかわいい。

「わー嬉しい！いただきまーす！」

目の前の料理はどれも絶品で味付けも私好み。

さすが昔から食べてるだけあって、私も相当ギョンスオッパの手料理に虜になってる。

幸せすぎて夜中だということも忘れてぱくぱく食べちゃう。

GS「出張お疲れさま。どうだった？」

「んー、もっと料理出来るようにならなきゃなーって思った。」

ジュンミョン部長にも期待？されてるし。

GS「仕事に関係ないじゃん。まあでも料理出来て損は無いしね。」

私はオッパが料理出来すぎて自分がダメになっちゃったパターンだけど。

GS「とりあえず食べ終わったらお風呂入って休んで。明日も仕事でしょ。」

「うん、オッパいつもありがとう。今度の休日はちゃんと私が家の事やるから！」

GS「はいはい、どうせやるって言ってやらないいつものパターンでしょ。」

ちょっとドヤ顔でギョンスオッパの方を見てみたけど完全に無視された。

冷たい。

GS「お湯入れてあるからちゃんと温まるんだよ。」

「はーい、ありがとう～。」

…あれ、出張の疲れが溜まってるのかな。

ちょっとだるいし、すぐお風呂入って寝ちゃおう。

美味しいご飯をお腹いっぱい食べたし、寝ればすぐ治るはずだから。

明日も仕事頑張らないと。

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