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赤「え、これ俺にそっくりやん!」



「そりゃそうだよ、中間さんがダイキくんをモデルにして作ったからね」



家に帰り、テスト用のデビルズハンティングをダイキくんとプレイしていた。



赤「ほんならモデル代取らなあかんやろ!ニラニラ!今度淳太からニラ1年分貰う!」



「ニラ1年分って…どうやって消費するのよ。それよりこの前のプリン返してよね。」



げ、と舌を出すダイキくん。



こうして萎れてると可愛いんだけど。



ダイキくんを見つめながらぼーっとしていたら、突然スマホが着信を告げる。



「電話だ。ちょっとダイキくん静かにしててね。」



まあ悪魔の声は聞こえないんだけど、と自分でツッコミを入れて呼び出しに応じる。



「もしもし、Aです。」



紫「あ、Aー!元気しとる?ちょうど今出張で実家の近く来てて、顔出したいんやけど大丈夫か?」



「お兄ちゃん!帰ってるなら言ってよー!もちろん来て来て!大したものないけど!」



紫「ん、元気そうでよかった。じゃあ1時間後くらいに行くわ。じゃあなー!」



「うん、ばいばい!」



通話が切れると、ここぞとばかりにダイキくんが話しかけてくる。



赤「えーA兄貴おったんかぁ!どんな人なんやろ!そのうちお兄さんになるから今のうちから挨拶せなかんなぁ!」



「なんで私とダイキくんが結婚することになってんのよ。」



素早くツッコミを入れてご飯の準備に取りかかろうと立ち上がる。



…このダイキくんとのコントも慣れちゃったな。



赤「あ、飯作るん!?ニラ大盛りチャーハンがええ!」



「そんなの作りません。今日はお兄ちゃんが好きなクリームシチューです。」



…そんな可愛い顔されてもダメです。



赤「そういえば、AとAの兄貴、苗字ちゃうけどもう結婚してるん?」



「え、なんでわかったの。…そういえばこの人悪魔だからそういうの分かるんだっけ。」



赤「そー。声だけで何となく名前もわかるねん。」



へー、って、感心してる場合じゃない。



「実は義理のお兄ちゃんなの。色々手続きが大変だったから苗字はそのままなんだけど。」



赤「はー、なんか複雑そうやなぁ。」



あんまり興味なさそう。



まあ聴いても面白い話じゃないし、いいんだけどね。



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るる(プロフ) - 可愛川麗華さん» コメントありがとうございます!こちらこそリクエストありがとうございました。見切り発車なのでどうなるかわかりませんが暖かく見守ってくれると嬉しいです〜。私も占ツクに癒されているので、そう言って頂けて嬉しいです。頑張ってください! (2019年5月16日 18時) (レス) id: df8bf74651 (このIDを非表示/違反報告)
可愛川麗華 - 凄く面白いです。毎回見させて頂いているのですが、仕事で疲れた時などは、るるさんの作品を見て疲れを癒してます!講義中などの時に思い出していつもニヤニヤしてます!それほど楽しみにして読ませて頂いてます。いつまでも応援してます。お互いに頑張りましょう! (2019年5月15日 22時) (レス) id: 03ed3147e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nel_ | 作成日時:2019年5月14日 17時

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