7 ページ7
.
「ねえ、ちょっと離してよ！」
赤「なんやねんその言い方！俺Aのこと助けたったんやよ？」
「はあ？何助けたって！こっちは迷惑してるんだけど！」
智くんにものんちゃんにも頭のおかしい人だと思われたら、本格的にこの家を出てかされるだろう。
「じゃあわかったわ、仮にダイキくんが私の事助けたとして、何からどう守ったのか説明しなさいよ！」
赤「そんなん小瀧からAを守ったに決まってるやろ！」
「はい？のんちゃんに危険な要素は1個もないですけど。」
あんなにかわいい弟みたいな人、世界中どこ探してもいないでしょ。
おまけに優しいし気が利くし、産んでくれたお母さんに感謝しかないけど。
赤「ちゃうねん！Aは気づいとらんだけや！男ってのは危険なんや！」
「悪魔に言われたくないんですけど。」
赤「うっ…せやけど、」
黙り込んだダイキくんを無視してベッドに飛び込む。
すると突然顔を覗き込んでくるからびっくりして顔を背けた。
「なに。」
赤「なんにもせんから、隣おってもええ？」
「やだ。」
うつ伏せになって拗ねた態度を取ると、背中から何かが覆い被さる感触がする。
「っ、なに！？」
赤「なんも。」
「なんもじゃないでしょ！重い！退いて！」
赤「やだ。」
早く退きなさいよ、って言ってもこの悪魔はとんでもない力を持ってるんだった。
不貞腐れてると内ももを触られて変な声が出てしまう。
「ひゃ、ちょ、何すんのよ！」
赤「んー、なんかAって鈍感やし危なっかしいやん？だかられんしゅー。小瀧に襲われた時の。」
「ひっ、なんでのんちゃん！？そうやってのんちゃんを理由に私のこと抱こうとしてんでしょ！この変態悪魔！」
赤「ぷっ、ほんまアホやな自分！笑いが収まらんねんけど！」
ふっと軽くなった背中は羽が生えたみたいで、ちょっとダイキくんに生えた羽を触ってみる。
赤「っ、ちょ、やめてや、」
あれ？顔赤くない？
もしかして、弱点だったりして。
そうだとしたら、私に芽生えるのはイタズラ心。
「仕返しだ！っはは、やばい、ダイキくん顔真っ赤(笑)」
思いっきり笑ってるダイキくんは、片笑窪が特徴的でかわいい。
「歯多くない？悪魔だから？」
赤「うっさいねん！元からや！」
そんなこんなで、気付いた時には眠りに落ちていた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 463人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るる(プロフ) - 可愛川麗華さん» コメントありがとうございます！こちらこそリクエストありがとうございました。見切り発車なのでどうなるかわかりませんが暖かく見守ってくれると嬉しいです〜。私も占ツクに癒されているので、そう言って頂けて嬉しいです。頑張ってください！ (2019年5月16日 18時) (
レス) id: df8bf74651 (このIDを非表示/違反報告)
可愛川麗華 - 凄く面白いです。毎回見させて頂いているのですが、仕事で疲れた時などは、るるさんの作品を見て疲れを癒してます！講義中などの時に思い出していつもニヤニヤしてます！それほど楽しみにして読ませて頂いてます。いつまでも応援してます。お互いに頑張りましょう！ (2019年5月15日 22時) (レス) id: 03ed3147e8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：nel_ | 作成日時：2019年5月14日 17時
