２２話 ページ29
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皆の気配がある方向に向かって歩いていく。
皆のいる場所には二年生もいて、野薔薇さん達は特訓しているようだった。
呪霊の気配に気づいた皆が一斉に私の方を向く。
その内の１人＿＿＿＿二年の美人の先輩が刀を持って二人を祓おうと走ってきた。
『先輩！待っ＿＿＿＿！！』
私の制止の声なんて聞かず、襲いかかる先輩。
私はパンダ先輩に腕を捕まれ、拘束される。
それを振り払い、二人を切ろうとしている美人の先輩の竹刀を掴んだ。
『この二人は【味方】です！五条先生にも認めて貰いました！だからっ、』
傷つけないで。
その言葉を寸前で飲み込む。
そう言っても、誰も攻撃を止めてくれないのが分かってしまったから。
傍から見れば私は異常者だろう。
なんせ、祓うべき呪霊の肩を持つのだから。
「【動くな】」
狗巻先輩が私達の動きを封じ、美人の先輩が二人の急所である心臓を刺した。
『〜っ！！』
崩れ落ちる二人。
それと同時に解除される呪言。
私は慌てて二人に駆け寄った。
そして、
『治る？』
こう一言。
野薔薇さんと伏黒くんはハッとしたように目を見開き、二年の先輩達は訳が分からないと言うように顔を顰めた。
「治るよ。元鬼だもん。」
「治ったけど…これが術式かぁ……。血鬼術みたいだな。」
服の血はそのままに、何事も無かったかのように立ち上がった二人。
『彼らは【特級呪霊 鬼舞辻無惨】によって生み出された呪霊です。鬼舞辻無惨はある条件を満たす人物の魂を呪霊に変える術式を持つ呪霊です。
鬼舞辻無惨や彼に生み出された、私の使うこの刀で首を切らないと倒せない。
この二人は鬼舞辻無惨や他の呪霊を倒す力を持っている。なので、無惨を倒すまで私に協力して貰うことになりました。
あと、人を襲わないっていう縛りを結んだので攻撃はしてきません。
それと、五条先生から許可も貰っています。』
説明すると、何人かは納得してくれた。だけど、殆どの人が納得していないようだった。
まぁ、最初からこの二人を信用して貰おうなんて思ってない。
前世で禰豆子ちゃんが鬼殺隊公認になった時、沢山の人が不服そうだった。
･･･そういうものなんだ。
倒すべきものがいきなり仲間だと、味方だと言われても信用出来ない。
青葉が風で僅かに揺れていた。
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果鈴(プロフ) - 星猫さん» 鬼滅の刃、呪術廻戦、ハイキュー、約束のネバーランド、文豪ストレイドッグス、暗殺教室、ヒロアカです。暗殺教室とヒロアカは少し知ってる程度ですが……。 (2021年3月20日 8時) (
レス) id: 71e0ecb3e1 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月20日 7時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
果鈴(プロフ) - プスメラさん» プスメラさん初めまして。コメント、応援ありがとうございます。この小説のオチは決めていないので、今後アンケートという形でオチを決めたいと思っています。折角コメントして頂いたのにすみません。 (2021年3月3日 17時) (レス) id: 71e0ecb3e1 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - 果鈴さん初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願いします。続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年3月3日 17時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
果鈴(プロフ) - ましゅふわさん» ありがとうございます！頑張ります！一般入試…ですか。全力出し切りましょう！（偉そうにごめんなさい） (2021年3月2日 19時) (レス) id: 71e0ecb3e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：果鈴 | 作成日時：2021年2月25日 19時
