蒼の炎【呪術廻戦×鬼滅の刃】

１８話 ページ22

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鼓動が早まり、冷や汗が浮き出て、足が震える。


こんな、下弦ならまだしも、上弦の陸なんて、


頭に浮かぶ【死】

此処から逃げたいと本能が言う。


勝てない、勝てる訳ない。


《戦う前に諦めるのは蒼華の悪い癖だな！》

《上弦の伍は時透くんが一人で倒してくれたんだ。柱って凄いなぁ…！！》


脳裏に大切な人達の声が浮かぶ。


･･･上弦の伍は時透くんが倒した？

私の階級は甲。


なら、私にもまだ勝機はある。


私はポケットに入れていたマッチに火をつけた。


【緋蒼廻法】

【終焉刀術】


緋蒼廻法でマッチの小さな火を大きな炎に変え、刀に纏わせた。


すると、刀は炎の温度で赫く染まった。



『蒼の呼吸 壱の型＿＿＿＿』

「待て。」



そう声をかけたのは上弦の陸、妓夫太郎。

構えたまま、妓夫太郎を見つめる。


彼が発したのは意外な言葉だった。



「俺に攻撃の意志はねぇ。小細工なんかしなくても大丈夫だ。さっさと俺達を斬れ。」

「お兄ちゃん！？何言ってるの！？」



妓夫太郎が出てきたからだろうか、堕姫の話す言葉は普通の呪霊が話すような言葉ではなくなっていた。


･･･それにしても、俺達を斬れ…か。



『それは何故？』


「今は人間の頃の記憶もあるしなぁ。何より、堕姫にこれ以上罪を重ねさせたくない。」



その表情は、普通の人と変わらない優しい兄の顔だった。


私は炎を消し、型を繰り出した。



『蒼の呼吸 参の型 霖雨蒼生(リンウソウセイ)』



この型は他の型に比べて、比較的痛みの少ない型。

蒼い炎が徐々に二人(・・)の体を焼いていく。





『次、生まれてくるときは幸せにね。』







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暫く更新出来なくてすみません！！

塾や部活で時間が無かったのに加え、書き溜めが無く、更新が出来ませんでした。

明日からジャンジャン更新しますのでよろしくお願いします！


あと、オチは【五条先生】に決まりました。

投票してくださった皆様ありがとうございます！

パンダ先輩に一票入ってて吃驚しました(笑)


これからも【蒼の炎】をよろしくお願いします！！

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