47話 ページ9
華日side
私がそう叫ぶと辺りを赤紫色の霧が取り囲む。
そしてその霧に隠れながら腕などを切り付けていく
華『(！？攻撃が効いてない...。いや違う。切り付けた瞬間から再生してる！？)』
まずい。
今の上弦の壱は無惨より遥かに強い。
それに＿＿＿＿
日「太陽は克服済み...ですか。厄介ですね。」
日狐に頼んで日光を当てて貰ったけど全く効いていない。
このままだと弱点は首を切ることだけになる。
弱点が無い敵なんていないから、コレだけが頼みの綱。
上弦の壱「お前は弱い。技の精度が低すぎる。」
そう上弦の壱が言うと、急に吹き飛ばされ、壁に強く背中を打ち付ける。
華『ｶﾞﾊｯ...強すぎでしょ...』
何とか受け身は取れたものの、起き上がろうとしたら目の前に鬼が居て、刀を奪われ、首元に突き付けられている。
元柱が情けない。
「我が名は
そう言って私の首に刀を刺し、私は死ぬ＿＿＿＿
はずだった。
夜「華日は殺らせぬぞ。雷。久方ぶりじゃなァ。」
夜狐が刀を奪い、助けてくれたのだ。
夜狐はニヤリと黒い笑みを浮かべる。
雷「どれだけ年月が経っても醜い殺人鬼のままか。」
夜「ｯこの＿＿＿＿」
＿＿＿＿夜狐が殺人鬼？
夜狐は人殺しなんてしない。
しないハズなのに、夜狐の表情と雷の表情を見るとそんなことは言えなくなった。
本当に＿＿＿＿
夜「・・・嗚呼そうじゃよ！妾は元々人殺しじゃ！大昔はなァ！！じゃが鬼が現れると同時にそれは止めた！！！
妾は死ぬ事が出来ぬ！！死んで罪滅ぼしが出来ない！！！だから鬼を沢山葬った！！！
じゃから＿＿＿＿＿＿＿＿」
あぁ、なんだ、私が、馬鹿だったんだ。
こんなことに耳を傾けて。
最初から答えは決まっていたのに。
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華『夜狐は殺人鬼なんかじゃない。立派な優しい神様よ。私を、助けてくれた。』
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果鈴(プロフ) - キノダルマさん» ありがとうございます！！そう言って頂けて本当に嬉しいです！ご期待に添えるよう、これからも頑張ります！ (2020年9月30日 18時) (
レス) id: 71e0ecb3e1 (このIDを非表示/違反報告)
キノダルマ - とーっても面白かったです！ (2020年9月30日 17時) (レス) id: 204d41c1fd (このIDを非表示/違反報告)
果鈴(プロフ) - 桜菜さん» あ、昨日のコメント、レスし忘れてた。 (2020年9月6日 9時) (レス) id: 71e0ecb3e1 (このIDを非表示/違反報告)
果鈴(プロフ) - 神社の巫女シリーズの謎や伏線を回収してくから伏線探してみてー。結構分かりにくいけど。 (2020年9月5日 16時) (レス) id: 71e0ecb3e1 (このIDを非表示/違反報告)
桜菜(プロフ) - 新作！ (2020年9月5日 15時) (レス) id: 521c217433 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：果鈴 | 作成日時：2020年9月4日 21時
