50話 ページ13
Noside
華『触らぬ神に祟りなし』
私は無意識にそう呟いていた。
すると、私達の周りをどす黒い何かが取り囲んた。
「ユルサナイ...ヤシロ...ユルサナイ...呪ってヤル...殺してヤル...！」
時折そんな声が聞こえてくる。
いつの間にか夜狐は消えていた。
Noside
華日は苦しむ暁さんとAを見てこう発していた。
華『私達を此処に封じた呪いを受けるがいい。・・・この娘の体は貰って行くぞ。』
光の無い目で淡々とそう告げ、黒い渦の中に消えていった。
貴『！？華日姉さん！』
Aは思わず叫ぶが、咳き込んでしまう。
暁「・・・アイツを連れて来たのは間違いだったか。A。先にお前にだけ【呪い】のことを話しておこうと思う。」
暁は神社の外に出て話し始めた。
暁「天蝶のことは大体華日から聞いていると思う。
この神社に祀られている天蝶は囚われるのを嫌っていた。だが、大昔の社家の人は神社を建て、無理矢理そこに閉じ込めた。
天蝶は怒り、社家に呪いをかけた。
【長生きせず、必ず殺される呪い】だ。
実際、華日やお前もそうだろう？前世で華日はお前を庇って死んでいるし、お前も鬼舞辻に殺されている。」
貴『ち、ちょっと待って！なら暁さんは？暁さんやカナヲは普通に生きていたんじゃないの？』
暁「いや、俺は長く生きたが結局は殺されている。」
貴『そうなんだ...。』
暁「社家にもお前の知らない秘密がある。社家は、昔から【善】と【悪】が存在する一族だ。
本家か分家の何方かが善人で何方かが悪人。
分家が悪だと本家が善、分家が善だと本家が悪だな。」
貴『え？』
Aは思った。
自分と華日は両方【善】だ。
どちらかが必ず【悪】とするなら、誰が悪なんだろう。
答えを知るのはただ一人。
「A達に呪いのことを教えたのを考えると、やっぱり暁は敵側ではなく此方側なんだね。
両方【善】に見えるけど、"華日"は【悪】。
・・・ところで、そろそろ今世の鬼の始祖が動き出すから大切な子供達が居なくなるのは防ぎたいんだ。
華日を返してくれないかい？─────天蝶」
天蝶《それは無理な話だな。"産屋敷耀哉"》
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意味不明だったらコメントお願いします...。分かりやすくするので...
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果鈴(プロフ) - キノダルマさん» ありがとうございます！！そう言って頂けて本当に嬉しいです！ご期待に添えるよう、これからも頑張ります！ (2020年9月30日 18時) (
レス) id: 71e0ecb3e1 (このIDを非表示/違反報告)
キノダルマ - とーっても面白かったです！ (2020年9月30日 17時) (レス) id: 204d41c1fd (このIDを非表示/違反報告)
果鈴(プロフ) - 桜菜さん» あ、昨日のコメント、レスし忘れてた。 (2020年9月6日 9時) (レス) id: 71e0ecb3e1 (このIDを非表示/違反報告)
果鈴(プロフ) - 神社の巫女シリーズの謎や伏線を回収してくから伏線探してみてー。結構分かりにくいけど。 (2020年9月5日 16時) (レス) id: 71e0ecb3e1 (このIDを非表示/違反報告)
桜菜(プロフ) - 新作！ (2020年9月5日 15時) (レス) id: 521c217433 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：果鈴 | 作成日時：2020年9月4日 21時
