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《Your side》
昨日の出来事。
気づいたら高校2年生も3分の1が終わろうとしている。激動の数ヶ月だったけれど、それがなかなかに楽しくて。
IN「いただきま〜す」
『いただきます』
イエニとの昼食も例外でなく、終業式の前日である今日まで毎日続いていた。
『一学期も終わっちゃうねえ』
IN「そうですね、あまりにも早い」
『いつからこんなに時間経過が早くなってきたんだろう』
IN「ヌナ、それが歳を重ねるってことです」
『あ〜あ〜、聞いておいて耳が痛い……』
他愛のない会話を数回重ねた後、沈黙が流れる。
気まずいものじゃない、心地の良い沈黙。
しばらく箸を動かしていると、イエナが何が思い出したように
IN「そういえば」
とご飯を頬にいっぱい詰めた顔を上げる。
IN「スンミニヒョンとどうですか」
『どうっていつも通りだけど』
間髪入れずに応答すると、イエナは大きくため息を吐いてボヤく。
IN「ヌナ、もう少しで夏休みですよ
どっか行くとか浮かれた話のひとつやふたつないんですか。」
『無い、残念ながら』
誘いたい気はある、まだ一度も遊んだことなんて無いから。
IN「ヌナは大邱の人でしたっけ？確か上京してきたんですよね。」
『うん、言ってたっけ』
IN「こないだ言ってました。でも今はそれはよくて、大事なのは上京してきたってところです」
『ん？』
彼は何を言っているんだろう。
IN「いいですか、スンミニヒョンはソウル生まれソウル育ちの純正シティーボーイです。
好都合ですよ。上京ガールのヌナに、シティーボーイのヒョン。ヒョンに案内してもらいましょう！大都会を！」
本当に、彼は何を言っているんだろう。
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「上京」…地方から東京に行くケースしか知らなかったのですが調べたところ、地方からソウルに行くケースでも「上京」が使えるそうなのでその表現を使用しております。不適切でしたらご連絡ください。
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作者名：でんでんい | 作成日時：2024年1月21日 2時
