いちから、じゅうまで (ページ4)

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《Seungmin side》

HJ「え〜！！スンミナ僕とクラス違うんだけど！？」

SM「ヒョンジナ、落ち着いて〜。」

HJ「落ち着けるかよ、僕は1組で上手くやれる気がしないんだよ…だって面識ない人しかいないよ！！」

SM「休み時間は遊びに行ったげるよ」

二年生の始業式。先にクラス掲示を見た友達からの通告で今年一年がつまらないものになると確信した。ヒョンジナは気さくというわけではないが面白い奴だから、きっと今年の半ばにはむこうの教室に僕が行く理由は無くなるだろう。

SM「つまんな〜......」

早く着いてしまった2年3組のホームルームはあまりにも退屈で、少し教室を出て1組の方へ歩く。

しかし、教室の方から聞こえるヒョンジナと誰かの笑い声が耳に入って、赴く足を止めた。

______

SM「ってことがあって……」

LK「ヒョンジナにしては珍しいな。気が合ったんじゃない？」

SM「クラスも離れたし最悪だよ。リノヒョンのとこ休み時間毎回遊びに行くね」

LK「ただでさえ校舎棟遠いんだからやめとけよ」

手持ち無沙汰で廊下を歩いているとちょうどリノヒョンが現れて、3年の校舎棟まで着いてきている。時間はギリギリだけど、あの退屈な空間に居留まるよりかマシだ。

LK「そろそろ予鈴鳴るよ、帰りな」

SM「ん〜……」

重たい腰を上げてリノヒョンの教室から出る。

その時だった。

『教室中で笑いものにされる………』

僕の中で何かが変わる、そんな音がしたのは。