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まどろみ（37）Y ページ37
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どうして知ってるの？
って、顔に書いてあるよ、ふふ。
侑李「 ��だいき��でしょ？」
A「 へ！？」
そう加えれば、とうとう口をぽかんと開けて、マヌケな顔。
··· そりゃあ、覚えるでしょ。毎晩のようにあなたの部屋から、その名前が聞こえてくるんだもん。
ツン、とAの額を軽くつついて、再び歩き出す。
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侑李「 ··· 僕といる所見られたら、大変だった？」
A「 ······ うん、」
ちょっとだけ意地悪な質問をしてみたら、怒られた子供のように、しゅんと下を向いてしまった。
··· 知ってるよ、あなたのカレシが、ものすごく独占欲が強いこと。
病み上がりの彼女の首筋に見えた、痛々しくも見える濃く紅い印。
ほのかに香る、恐らくアイツの煙草の残り香。
··· 何だか、苦しかった。
こんな華奢で小さな身体で、一体どれくらいのものを抱えているんだろうって。
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······ Aは本当に幸せなの？
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作者名：めい | 作成日時：2018年7月15日 16時
