名取先生の恋事情。 (ページ24)

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緋山「名取の机なんでこんなに汚いの。ほんっとわからない」

事務室に戻ってきた

緋山先生の口からポロリと

本音が。

たしかに汚いよ…

カルテとか、資料とか

散らかってる。

潔癖症っぽいのに。(

白石「まあまあそう言わずに。名取先生意外としっかりしてるから！ね、樋口先生！」

カルテ整理をしていたら

いきなり呼ばれて

またも驚き。

「はいっ！？ …」

白石「名取先生意外としっかりしてるわよね～？」

「あ、私もそう思います…多分」

緋山「なんでこんなに汚いの、ほら、この資料とかいつのだよ！」

名取先生の机を

綺麗に整頓し出した

緋山先生。

後輩にも目を配れるなんて

素敵だなぁ。

白石「あ、それって」

白石先生が名取先生の机から

ひょいっと写真を

出した。

って…

「あ、ちょっとそれ！！」

大学時代のいつか…

まだ若々しいなぁ。

あの頃に戻りたい。

そんなにない

私と名取先生のツーショット。

私めっちゃ笑ってるし。( 笑 )

と、パソコンに

目を向けていた藍沢先生が

こちらへ視線を送った。

藍沢「仕事しろ」

「あ、ごめんなさーい…」

緋山「今ね！？名取の机の上か！た！づ！け！て！ん！の！！！私のせいじゃないからね？」

藍沢「しるか」

相変わらず冷たい藍沢先生でした。