* ページ3
名取side
ちょっと一息つこうとして
中庭へ向かった。
ここの病院の中庭は
日当たりが良くて暖かい。
だから俺は結構好きだった。
緋山「名取。お前ほんと気分屋だな」
緋山先生がまるで
女ではないかのような口調で
こっちに来た。
名取「あ、緋山先生。こんなところで何してるんですか?」
緋山「これ。お前読んどいて」
何か分厚い資料みたいなのを渡された。
多分医療関係のやつ…多分。
名取「わかりました。いつ返せばいいです?」
緋山「いつでもいい。読み終わったらでいいから返して」
名取「はーい」
緋山「そういえばさ〜」
緋山先生は俺の隣に座って、
のんびりと話し始めた。
名取「なんです?」
緋山「名取って、Aと同じ大学だったんだってね」
名取「あぁ。なんでです?」
緋山「昨日白石から聞いたの。」
名取「へぇ。白石先生も物知りですね〜」
白石先生ってあんまり
絡んだことないから
俺のことすら知らないかと思ってた。
緋山「相当仲いいらしいじゃん。この間白石が、二人でご飯食べてること見たってよ」
名取「まぁ話しやすいんであいつ。」
緋山「ま、喧嘩しないようにねー。Aも頑固だと思うから」
名取「わかってますよ。そろそろ戻りますね、俺。」
緋山「もうご飯食べたの?名取」
名取「食べてるわけないじゃないっすか。俺には待ってくれてる人がいるんですーー」
ちょっと嫌味っぽく言っておいた。
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作者名:まなぽよ | 作成日時:2018年3月24日 11時