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『んでさ昨日さーすんげぇ変な夢見て』
「どんな夢？」
『なんかさぁ、Aが俺の部屋に侵入して、
俺のマンガを盗んで、このマンガはもらった！つって』
「それ昨日起きたよ。正夢？」
『じゃあ夢じゃねぇな。現実か。つまんねぇの』
どうやら彼、
夢か現実かすら
分からないようです。
おバカさんなんだから。
『今日帰りどっか寄る？てか夕飯どうする？』
「んーそこら辺のファミレスでいい。そういう気分」
『りょうかい。今日塾ないよな？』
「んー多分ない。多分。」
『どっか行く？』
「いやさっきから何？どっか行きたいの？」
『実はですね、昨日お母様に怒られた時に
靴下を盗まれまして、靴下が1足ないんです』
「あらら。それについてきて欲しい、と」
『そうでございます』
「仕方ないからいいよ。その代わり〜、」
『何？』
「私の靴下も買ってよ」
『仕方ないなぁ。今月金欠なのに』
「何言ってんの。来月お祭りだから貯めといてよね」
『分かってるよ。Aの浴衣楽しみだなぁ』
「気持ち悪。どうせ光はダッサイTシャツ着てくるくせに」
『んな事しねぇよ。俺も浴衣着てくし』
「え。そしたらどっかのバカップルみたい」
『全国のカップルに謝れ』
「ごめんなさーい…なんて言うとでも思ってんのかよ！散れ！リア充！」
『こっわ。お前がリア充になった時全部跳ね返ってくるかんな』
ま、こんな感じでやってます私たち。
毎日こんな感じ。
割といいでしょ？
ちょっと羨ましいなって思ったでしよ？
こんなイケメンと毎日馬鹿言い合って
羨ましいなって思ったでしょ？
割と楽しいですよ。私の人生
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作者名：まなぽよ | 作成日時：2018年6月4日 19時
