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3話 ページ6

甚爾side









借りた古いアパートに帰ってきた、翔と





こいつは暴力を受けていたのか体のあちこち傷だらけで見ているだけで痛々しいかった。そして、風呂に入れられていないのか薄汚れていた。



「翔、まずは風呂に入るぞ。」

『…うん。』


助けられて安心したのか眠そうに頷く。
…不覚にも少し可愛いと思った。



ザァ-ザァ
シャワーの音が風呂の壁が反響する。



「翔ー、体流すぞー」

「うん、、」





思った通り打撲や切り傷が多くて痛々しいかった。
首には締めたあと、背中や足には切り傷や打撲など様々あった。
…ただ、不思議に思ったのは傷跡がなかった。
長く暴力を受けていれば必ず残る、俺のように。
短期間だったのかはわからない。
ただ、



唯一わかるのは
小さな背中で大きなものを背負っている



と言うことだけ、だ。









体を洗いおわり、次は頭を洗った。
髪は長く絡まっていて少し手間取った。


『…痛ッ』

「おーおー、すまんすまん。流すぞー」




髪についていたシャンプーを流すと綺麗な藍色で、
腰まであるストレートの髪だった。

体は傷こそあるものの透き通るような白い肌、
目は竜胆色の綺麗な目だった。




……殴るやつの気がしれねぇな。




「ほれ、出来たぞ。」

『. 、ん……』



女とも男とも見れるような中性的な顔立ち。







.

………将来はもっと綺麗になると誰もが思うだろうな




翔ほ眠いのか頭がグラグラしていた。

「翔〜、せっかくの綺麗な髪が痛むだろが。こっちこーい、ドライヤーしてやるよ。」

『はーい……』



ゴォー
ドライヤーで翔の髪を乾かしていた。
俺の服はでかいのか引きずっていた。


今度、子供用の服買うか。後、翔のためにストレート用のドライヤーとかもか?…今後そのために仕事も少し増やすか、、、

そうこう考えていると翔は寝てしまった。


年相応の寝顔。
こいつの幸せを作ってやりたいし、守りたい。


自然に頬が上がる頭を撫でると、乾いた髪が指をスルりと抜ける。首にあったはずの締めた後が心做しか消えかかっていた。



「…は?」

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るり - こうゆうの探してました。更新頑張ってくださいp(*^-^*)q続き待ってます! (2021年5月13日 0時) (レス) id: 780898f1aa (このIDを非表示/違反報告)
ナビィ(プロフ) - 四季さん» 頑張れッ。応援する。 (2021年1月20日 14時) (レス) id: 8e0d72a18f (このIDを非表示/違反報告)
四季(プロフ) - 惚れる(((殴)今日更新出来るように頑張る! (2021年1月20日 14時) (レス) id: 064a52ff81 (このIDを非表示/違反報告)
ナビィ(プロフ) - 好き。 (2021年1月19日 16時) (レス) id: 8e0d72a18f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:四季 | 作成日時:2020年12月25日 13時

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