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ー？ sideー
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ある日のことでした。
いつものように釣りをしていた貴方様に
「ここにいた」と話しかける女。
人にも見えるけれど、その女も随分な力を
持っているのが分かりました。
そのまま二人は談笑しながら
寄り添いながら、海から離れるのです。
あぁ、そうなのですか。
貴方様には大切な方がいらしたのですね…
どうしてでしょう。
貴方様に恋したあの日から、諦めていたのに
実際にこのような場面を見ると
どうしても醜い感情が生まれるのですね。
ですが、構いません。
私は変わらず貴方様の幸せを願います。
幸せならば、よいのです…
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しかし私は見てしまいました。
あの日、貴方様を呼びに来た女が
今日、別の男とこの海を訪れて来たのです。
その女は、女は、
男と手を繋いで、微笑み合いました。
なんなの？
女、お前は、あの御方がいながら、
お前は、お前は、お前はお前はお前は…
憎らしい。
恨めしい。
怨めしい！
あの御方を苦しませるお前なぞ
私がこの冷たい海に葬ってくれる！
私は海を従え、女に手を伸ばしました。
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maki(プロフ) - とても面白くて、早く続きが見たいです！ (2019年3月12日 20時) (
レス) id: 37744a2c10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じぇりー | 作成日時：2018年2月12日 16時
