龍の面をつける彼女は柱でした。【 鬼滅の刃】

第弐拾伍 ページ31

炭次郎side



その人はまた突然現れた


『匂いも凄かったけど中は少しまずいねー』


びっくりして後ろを振り向けば…


「か、薙渚さん」


『やぁ 竈門くん！』


薙渚さんの手には日輪刀が…


刀を抜いてるとこ初めてみたな


綺麗な空色をした刀だ。もう1本は


そのまま鞘に収まっている


そして薙渚さんがずいっと顔を近づけてきた


この人は本当に綺麗な目をしているなと


思って段々顔が近づいてきたので


顔を真っ赤に染めつつ


またビックリして固まっていると



『ふむふむ わかったよありがとう』


「あ、え？お、俺なんか言いましたっけ？」


『ん？今煉獄にも多少は聞いたし
割と人の目を見れば状況わかるからね』


「そ、そうなんですか？」


薙渚さんは少し下がると


『まぁ仕事病みたいなものだけどね』


いつの間にか この辺にあった鬼の一部が


なくなっていた


「(す、凄い 煉獄さんといいこの人といい
柱の人って本当に凄いんだな)」


『これで少しは時間稼げると思うよ
だから竈門くん 君には首を探してもらう』


「え？お、俺ですか？さっき煉獄さんにも言われて…」


『大丈夫 ここは私が見てあげるから
君は首を探すことだけに集中していいよ』


あ！あと伊之助君は連れてってね、と
言われた俺は


薙渚さんにここを頼みつつ


伊之助を連れ 再び前方の車両へと


走り出した



noside


また復活しだした鬼の一部にまた


前方から順番に行き来しながら


斬撃を入れる姿を見て


煉「(相変わらず全く無駄のない動きをする
よもやあいつには今の柱では誰も勝てないだろうな、同じ柱にいるのが不思議なくらいだ
だがしかし、お館様は何故討伐ではなく
諜報をあいつにやらせているのだろうか…)」


ふと疑問に思ったが そんなことすぐに忘れ


また戦いに集中するのであった

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