龍の面をつける彼女は柱でした。【 鬼滅の刃】

第弐拾壱 ページ27

夢の中の炭次郎は これが夢であることに


気づいたはいいが どうすればいいのか


さまよっていた


森の中で精神の核を探し回っていたが


どこに行けばいいかわからず


へたりこんでしまった


その時 ふとある2人の人物の言葉が浮かぶ


父「炭次郎迷うな 斬るべきものはもう
すぐ近くにある」


それは父の言葉


『竈門くん 大丈夫きっと大丈夫だよ
自分を信じて』


それ心から尊敬する柱の言葉


それらの言葉が炭次郎に勇気を与えた


その瞬間 広がる血飛沫 それとともに


夢が覚める


炭「うわああぁあぁぁー！！」


飛び起きた炭次郎


慌てて首を触るがなんともなってなかった


横を見ると寝たままの煉獄が


女の子の首をしめている姿 その次に


肘掛に炭次郎の声にびっくりしたのか


ひょっこりと顔を覗かせ 眉を下げる禰豆子


炭「ごっ…ごめん 禰豆子」


隣の席には 眠っている伊乃助と善逸


が、全員縄で結ばれている


炭次郎のは 禰豆子が火で焼き切ったため


切れている


炭「微かに鬼の匂いがする」


ふと 切符を出して匂いを嗅ぐと同じく鬼の匂い


上からの鬼の匂いに反応し 屋根に上がる


そこにいたのは鬼


しかも 先日鬼舞辻から血を分けられた下弦の壱


「あーあ 折角夢の中で死なせてあげようと思ったのに」

第弐拾弐→←番外編 弐

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す