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数々の人の変装を見てきたオビだが





振り返った顔をよく見るまでをAだとは





気づかなかったのだ





オビ「こ、公爵様?なんでこんな所に?」






『…君に説明する必要はない



それに君こそなんでここにいる?殿下達はどうした』






オビ「あー…はぐれちゃって…あはは」






ジト目でオビを見ていたAだが






考えるのを諦めたように溜息をつくと隣の細い道に入って行こうとするのを






オビは慌てて追った






『なんで君がついてくるんだ?』





オビを見上げながらも脚を進めるAにオビは





オビ「なんとなく?」





『はぁ…またそれか』






またの溜息に若干オビは怯むが





オビの勘ではなにか面倒事をしているであろう





Aについていけば何か楽しい事がおこらないかなぁという希望も込められている





が、それは口にしなかった





何故ならまた溜息をつかれる気しかしなかったからだ






何かを物色するように歩くAに習い





オビは足音を最小限に歩いていく





途中道の隙間から得物を振りかぶった男が数人出てきたくらいだ





(全てAの手により痛めつけられた)





その男達にAは何かを尋ねるが






一様に知らないと言っているのを少し離れた所で見ていたオビは





再びAに問う





オビ「…公爵様、一体何を追ってるの?」






『………』






それにAは顎に手を置き考える素振りを見せる






目は伏せられているのでオビからは見えなかった





『…そういえば、君は元々暗い仕事をしていたと聞いたな』






オビ「え、ええ…それが?」





そういう情報は一体どこから上がってくるのが





多少気にならないでもないがスルーの方が良さそうなので





とりあえずYESと答えておくことにした





『この辺に知り合いは?』





オビ「…いやー、特にはいないっすね」






『では、説明する必要はないな』






オビ「ちょ、ちょっと!!



人に聞くだけ聞いといてそれはないでしょう?」





迷わず進もうとしたAにオビは静止させるために




Aの腕を掴む





が、それがまずかったと言える





突然腕を掴まれたことに驚いたAは





慌ててもう片方の腕で体を守るような行動を見せた






『っ…』

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かなり - 初めまして!!この小説を見つけてずっと読んでいたらドキドキしながら楽しく読んでいて続きまだかな〜と楽しみにしています!!これからもこの小説をずっと愛していき、これからも体に気をつけて頑張って下さい!ずっと応援しています!! (2020年8月2日 19時) (レス) id: 0e90628f25 (このIDを非表示/違反報告)
のり - 更新すっごく楽しみにしてますヨォォォォォォォぉっぉぉぉ (2020年5月2日 22時) (レス) id: f0ef8aefa1 (このIDを非表示/違反報告)
星宙?.*˚(プロフ) - 続きがとても気になります!更新頑張ってください! (2019年10月13日 0時) (レス) id: 023b61331c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜香 | 作成日時:2019年3月11日 3時

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