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2話 ページ4

ゼン「おい!だから公の場以外では



前のように話せと言っているだろう!!」





『そういう訳にはいきませんよ、殿下



殿下のお気持ちはよく知っているつもりではいますが


今の貴方様と私目では立場が違います』





再会から1ヶ月程経ったこの日




側近たちには見慣れた光景になりつつあるこの会話




『いいですか?いくら殿下がそう仰られても



私はこの国の采配を陛下から少なからず



任されている訳でして』





ゼン「そんなことはわかっている!!」





『…わかっているのでしたら結構です。



だからこそ貴方様と余りに砕けたような会話は



今の私にはできません』





ゼン「お前なあ!!」





Aが来て以来、書類を持ってきた時





廊下で姿を見かけた時、稽古の休憩の時





その他色々な所でこの会話がされているのだ





そしてその度にゼンが押し黙って終わっている





『殿下が私を気にかけてくださるのは




大変嬉しく思いますが、これは別です




私は君主の補佐をする傍ら、時には意義を申し立て




なければならない立場にあるわけですから




何時どこで何を聞かれているかなんて




わかったものではありませんからね




自分の発言には責任を持っていたいのですよ』





少し遠くを見つめ憂いを帯びるその目に何も言えなくなるのだ

3話 ゼンside→←1話



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かなり - 初めまして!!この小説を見つけてずっと読んでいたらドキドキしながら楽しく読んでいて続きまだかな〜と楽しみにしています!!これからもこの小説をずっと愛していき、これからも体に気をつけて頑張って下さい!ずっと応援しています!! (2020年8月2日 19時) (レス) id: 0e90628f25 (このIDを非表示/違反報告)
のり - 更新すっごく楽しみにしてますヨォォォォォォォぉっぉぉぉ (2020年5月2日 22時) (レス) id: f0ef8aefa1 (このIDを非表示/違反報告)
星宙?.*˚(プロフ) - 続きがとても気になります!更新頑張ってください! (2019年10月13日 0時) (レス) id: 023b61331c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜香 | 作成日時:2019年3月11日 3時

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