＋＋＋＋＋ ページ22
.
「は！？え、あ、えー…Aの頼みなら…
［もう二度と豹と間違えられませんように］」
「いや。本当すんませんした」
「クマたん先輩！"願い星"回収に来ました〜！」
「A…？君、スターゲイザーじゃないだろ？」
「手伝いです！はい！星！」
「え！この先輩デカいな！？！」
「熊の獣人なんだよ。
クマたんは寮内でふざけて付けたあだ名」
「願いぃ？ないよそんなの」
「いいからなんかテキトーに！」
「わかった。［たらふくはちみつが食べれますように］」
「…………熊だから？？？？」
「あ、そこの…何の獣人だ？えっとそこの茶髪の！」
「ん？なんだ？？あ、スターゲイザー」
「今"願い星"集めてるんです。提出しましたか？」
「まだならお願いします」
「Aだ。まぁ、まだだし、いいよ」
「じゃあお願いします」
「［俺のおならの匂いがフローラル系になりますように］」
「「「どゆこと」」」
「…ねぇAちゃん、この人何の獣人？
牙が下から生えてるけど」
「イボイノシシだよ、ユウ」
「………つまり豚の獣人ってことか？」
「げ！デュースそれ言っちゃダメ！」
「え？」
「豚？おい今豚って言ったか？俺の事を豚って言ったか！？」
「逃げるよユウ！！！！！」
「はい！？」
「俺を呼ぶ時は"豚"じゃなくて、こう呼べ！
"ぶ・た・さ━━━━━━━━━ん"！！！！！！！！！」
「ぎゃあああああああああああぁぁぁ！！！？？！！？」
持ってきていた袋が何袋も"願い星"でいっぱいになるくらい回収した私たちは談話室で座り込んでいた
「つ、疲れた………」
「一番疲れたのはあのイボイノシシの先輩の時だ…
勢いに圧されて寮内走り回ってしまった上に迷子になったし…」
「イノシシだもん、そりゃすごいに決まってる」
「デュースのせいで無駄に疲れたんだゾ…」
はぁぁぁ、と全員で脱力していると談話室にずっと居たらしいラギー先輩とレオナさんがニヤニヤしながら話しかけてくる
「なんだァ？お前らアイツに向かって豚とでも言ったか」
「そうなんですよ…デュースがポロッと…」
「あーあ。ご愁傷様ッスねぇ」
シシシッとラギー先輩は私たちの不幸と楽しそうに笑った
「でもA、手伝ってくれてありがとう。
Aのおかげで楽に沢山集まった」
「楽かどうかは分からないけど、力になれたのなら良かった」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 476人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫(プロフ) - 江さん» 待ちます！！ (2020年9月24日 22時) (
レス) id: 683b76cb48 (このIDを非表示/違反報告)
ネオン - 江さん» ありがとうございます…! (2020年9月24日 21時) (レス) id: 9cd04c5dde (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - ネオンさん» ネオンさま、了解しました。他の方は行けてるのですが、何らかの原因で検索避けに引っ掛かってらのかもしれないですね。URLかいたところにリンクつけたのでそこから入ってください。 (2020年9月24日 21時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 猫さん» 猫さま。いつもながらコメントありがとうございます！本編の更新少々お待ちくださいね！ (2020年9月24日 21時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
ネオン - 江さん» 表示される場所で試したのですが… (2020年9月24日 21時) (レス) id: 9cd04c5dde (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：江
| 作成日時：2020年9月2日 13時
