【鬼滅の刃】ゼラニウム 【男主】

”赤” 3 ページ8

一瞬のあーるじゅうご？くらいに注意

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『へえ。今日は魚料理ですか』

俺が台所に顔を出すと、しのぶはこちらを振り返った。

｢残念ながらつまみ食いするほどのものはありませんよ｣

そう言われるとなんだかモヤモヤする。

この人は俺を子供だと思ってないか？

『いえ。大丈夫ですよ』

そう言いながら俺は近づく。

また前を向いて野菜を切り始めてしまったしのぶに後ろから抱きつき、包丁を持っている手を握る。

『＿＿俺の欲しい人はここにいますから。』

｢危ないですよ｣

『ええ。怪我をさせないよう善処します』

そっとしのぶの手から包丁を取り野菜を切る。

背の低いしのぶは抱きついてもすっぽりと収まってしまう。

それがいいのだとはまだ言ったことがない。

僅かにかがみ、しのぶの左耳に優しく息を吹きかけた。

｢……ちょっ…………！？｣

言い終わらないうちに耳に接吻をする。

逃げようとする腰に左腕をまわし、包丁を置いた右手はしのぶの右手を握る。

そうすれば、しっかりと抵抗しないと簡単には振り解かれない。

そのまま＿＿＿＿

｢黒夜さん！！｣

『？』

｢きゃっ｣

俺としのぶが振り返るとそこにはアオイが立っていた。

仁王立ちである。

俺は笑顔を向けた。

『ああ、アオイさん。ただいま。』

｢しのぶ様を虐めないでください！！｣

無視された。

『あ、うん。ごめんね』

そう言うとアオイはふん！とでも言うかのように帰っていった。

ちら、としのぶの方を向けば顔を真っ赤にしていた。

『しのぶさ………』

｢黒夜さんの馬鹿！｣

叩かれた。






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アオイちゃんってしのぶさんのことなんて呼ぶんでしょうか？？
分からないから｢しのぶ様｣にしました

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