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____食後、煉獄と協力して食器を片付けたAは、熱い茶を入れた湯呑みを煉獄に差し出した。

『どうぞ』

「うむ!ありがとう!!」

机を挟んだちょうど煉獄の正面に座り、Aは茶を口に含む。

煉獄はといえば、何処か落ち着かない様子だ。

湯呑みを机に1度は置いたものの、直ぐに持ち上げては迷ったように2、3度上げ下げし、そのまま茶を煽れば「うむ!茶が熱い!!」と叫ぶ。

Aは声をかけようとするも煉獄が机に湯呑みを置き、そのまま俯いてしまった為、あえて気付かない振りをして茶を飲んだ。

「………A、俺は今から真面目な話をする。

酔ってもいないし巫山戯てもいない。どうかこれからする話を__」

唐突に話し始めた煉獄は早口でまくし立てる。

Aは慌てて口を挟んだ。

『落ち着いてください、杏寿郎。

今日は酒も飲んでないですから酔っているはずないでしょう?

…………真面目な話でなくても、俺はいつも杏寿郎の話を聞いてますよ?』

その言葉に煉獄は俯いたまま拳を強く握り締めた。

落ち着け、落ち着けと必死に念じ、深呼吸。

煉獄は顔を上げ、Aを見つめる。









「__俺は、君のことが好きだ。」









その言葉に、Aはゆっくりと目を閉じ___1呼吸置いて目を開く。

『念の為、確認しますが…杏寿郎のその反応を見るに、友情的な意味ではないんですね?』

煉獄は頷いた。

「ああ。

俺は、君を恋愛対象として見て、好きだと言っている」

『………その好意は有難く受け取ります。

…言われたからこちらも言いますが、気付いてました(、、、、、、、)

「_____よもや、そんなはずが」

Aはフフっと笑った。

『そんなはずがあるんです。

何かと理由を付けては俺の所に来たり、柱合会議の終わりには必ず俺の傍にいて一緒に帰りますし。

俺の体調不良に気付いたのも君が1番最初でしたね。それ程までに見られていた、というのは少し恥ずかしいですが。

常に俺の右を歩いていたのも、何か会った時に抜刀した刀が俺に当たらないように。それと、俺がそちら側に倒れやすいから__でしょうか?』

話しながらどんどん赤くなっていく煉獄の顔を見て、Aは微笑む。

「そ、そうか…自分では気が付かなかった。よもやよもやだ」

『自分のことって、気付きにくいですよねぇ。

……それで、俺の返事ですが____』

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設定タグ:鬼滅の刃 , 竈門炭治郎 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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いおり(プロフ) - とってもドキドキして、続きが気になりまくりです……!!更新楽しみにしてます! (2022年12月12日 19時) (レス) @page30 id: c0ee6ff83c (このIDを非表示/違反報告)
シエルくん。 - めちゃ面白かった!! (2022年11月28日 19時) (レス) @page30 id: 82384aca28 (このIDを非表示/違反報告)
ドングリ - 続きが気になるぅぅぅぅぅぅぅぅぅ(ΦωΦ) (2021年7月10日 15時) (レス) id: 0adc01732d (このIDを非表示/違反報告)
猫の恩返し(プロフ) - ほう、、、覚悟はいいですか?(黒笑) (2021年5月23日 0時) (レス) id: 3ce4a98013 (このIDを非表示/違反報告)
皐月蒼&夜/夜月(プロフ) - らんかさん» コメントありがとうございます!!本日更新させて頂きましたので、是非お楽しみください〜! (2021年2月9日 11時) (レス) id: 1190da7c8b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜月 | 作成日時:2021年1月3日 0時

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