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接触 ページ7

国木田「では、行くぞ。太宰」
太宰「え?何処に?」
太宰がキョトン、とした顔で答えると、国木田はキレた
国木田「貴様!依頼は放っぽり出し!少女には手を出し!何のつもりだ!?」
A「…依頼?何かお仕事をされているのですか?」
私は不思議に思った、という顔で聞く。
勿論知っている。此奴らは武装探偵社だ。ただ、どのような依頼なのか気になったのだ。
国木田「ああ。…俺たちは武装探偵社だ」
A「武装…探偵社……事件…ですか?」
私は不安そうな顔をしてみせた。
すると、国木田は安心させようとするような顔でこう言ってきた。
国木田「いや。この辺で虎が出るという情報があってな。被害者が出る前に捕まえなくてはならぬ。何しろ奴は指定災害猛獣だからな。」
A「そう、なのですか…」
_最悪だ。今すぐ舌打ちをしたいぐらい。
真逆探偵社と任務が被っているとは。
国木田「まあ心配しなくともすぐに見つかるだろう。
_そうだ、何か分かったら連絡をしてもらえるか?俺の電話番号だ。」
そう言うと国木田は電話番号を書いたメモを渡してきた。
A「はい。何か分かり次第ご連絡します」
太宰「電話番号教えるなんて、国木田のくせにやるねえ。」
と、ここまで黙っていた太宰が口を挟んできたが、国木田に殴られ黙り込む
A「では、私は失礼します。」
私はそう言うとペコリと礼をして元の進行方向へ歩みを進める
暫く歩き、パーカーの裾に付けられたものを剥がし、フードの口の近くに付ける
_盗聴器だ。
実は、私もすれ違いざま太宰に盗聴器を仕込んでおいた。…あの男のことだから今頃気づいているだろう
盗聴器用のイヤホンを耳にし、付けられた盗聴器に語りかける
A「…流石ですね。」
太宰「それはどうも。君こそ流石だ」
当然のように会話になる。
太宰「本当に不思議だ。君は何者なんだい?」
A「残念ながらそれを貴方に言う積りはありません。さようなら。太宰幹部(・・・・)
私はそこまで言うと、盗聴器を破壊した。
暫くすると此方のイヤホンからもザザッと砂嵐のような音が聞こえ始めた。

イヤホンを外し、適当な路地で電話を掛けた
A「もしもし。_ええ、そう。迎えを頼める?」
五分程して目の前に車が止まった。
車に乗り込みつつ運転手に声をかける。
A「ごめんね。わざわざ呼んじゃって」
黒服「いえ。どちらまで?」
A「本部ビルまでお願い。」
黒服「畏まりました。」

ーー
文字数(泣)

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 中原中也 ,   
作品ジャンル:アニメ
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作者名: | 作成日時:2018年11月3日 22時

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