番外編 冬の奇跡_第6話_ ページ41
目の前でドアを閉められ志賀は混乱する。
志賀「・・・え」
と、使用人2人から銃を向けられた
志賀「・・・こりゃまずい」
両手を上げた志賀の頬を冷や汗が流れた
ーーーーー
玲華「凡骨、何をする。」
主催者「フフフ・・・」
玲華「気味の悪い笑いじゃな」
主催者「真逆貴女をこんなに簡単に捕えられるとは・・・」
玲華「なんじゃ。真逆この状況で妾を捕えた気にでもなっているのか。」
主催者「ええ。全て計画通りです」
主催者は当然とでも言うかのように大きく頷いた
玲華「どうするつもりじゃ」
主催者はニヤリと笑い玲華に手を伸ばした
ガタンッ
突然主催者の部屋のドアが吹っ飛んだ
主催者「な、何事だ!?」
更に2人の男が部屋の壁に叩きつけられた
男達はそのまま気絶する。
主催者「何故だ!こいつらには銃を持たせてあったはず!」
志賀「銃ってこれかな?」
部屋に入ってきた志賀が手を開くとバラバラと金属片が床に落ちる
志賀もA指導の訓練のもと、かなり成長していた。
志賀は真っ直ぐと主催者の方へ向かった
主催者「く、来るなあ!此奴を__
_____!?」
玲華「殺されてもいいのか、と続けたかったであろう?
じゃが妾は貴様に殺されるなど御免じゃ。」
近くのベッドに腰掛けた玲華が口を開いた。
主催者「___ふ、巫山戯るなあ!!!」
主催者は近くの机の上にあった銃を玲華に向けた。
それに志賀は反応し動くが、
玲華「やめよ佐々木。
_廊下に出て騒ぎに気付いた奴が居ないか見て来るがよい。」
志賀「_はい」
玲華「面白い、撃ってみよ。」
玲華は扇子をパチンと閉じ、立ち上がった
主催者「うわあああ!!」
主催者の男は銃を乱射した。
周りは硝煙でくもり、主催者の男は勝利を確信する。
__しかし
主催者「な・・・」
玲華「詰まらんのう。」
煙の中から悠然と出て来た玲華に主催者は声を詰まらせた。
玲華「妾を楽しませる事にしか価値がない凡骨が。
楽しませることすら出来んのなら__
消えよ。」
一瞬で男に近付いた玲華は主催者の男を下から蹴り上げた。
主催者「ガッ・・・」
主催者は入口近くまで吹っ飛ぶ。
玲華「_______」
玲華は小さく何かを呟いた。
玲華は主催者の男に歩み寄る。
主催者「クソッ」
男は耳につけた無線機に叫んだ
主催者「おい!早く部屋に来い!
こいつらを殺せ!」
だが無線機からの返答はない
主催者「_?」
玲華「無駄じゃ」
76人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夜 | 作成日時:2018年11月3日 22時