番外編 冬の奇跡_第1話_ ページ35
A「_じゃあ此れが次の任務だね?」
志賀「はい。」
A「チッ」
志賀「ヒッ
す、すみません!」
A「安心して。志賀君は悪くないよ。
でもさあ!」
コンコン、とドアがノックされた
紅葉「A、入っても良いかえ?」
A「姐さん!どうぞ!」
紅葉「どうかしたのかえ?部屋の外にまで声が響いておったぞ」
A「姐さん見てよコレ!」
Aは1枚の紙を紅葉に見せた
紅葉「ん?
_これは次の任務かえ?」
A「そうなの!しかも日付がクリスマス!
有り得ない!クリスマスなのに!!!
かなり勇気出して太宰の処にも行ったのに!」
志賀(太宰ってあの・・・?)
志賀はぼんやりと考える。
紅葉「それよりも前に終わらせることは出来ないのかえ?」
A「ちょうどこの日に取引だからそこを狙うのが最適解なの・・・」
志賀「最適・・・ならその他の案は無いんですか?」
A「あるよ。こんくらい」
Aはココアを飲みながら2本の指をたてた
志賀「2つも?」
A「いや?200だけど」
志賀「200!?」
A「え、うん。
・・・そんなに驚く?」
紅葉「Aは頭が良いからの。わっちや童では到底敵わん。
そうじゃ童。この後暇かえ?」
志賀「はい。暇です。」
紅葉「Aと買い物に行くんじゃが主も着いて来い。
良いな?」
志賀「はい
・・・買い物?」
A「そう。買い物最近行ってないからね」
Aは立ち上がりながらそう答えた。
志賀「えっと・・・」
志賀は躊躇いつつ呟いた
志賀「俺・・・荷物持ち?」
Aがパチンと指を鳴らす
A「その通り。
志賀君察しがいいねえ。
姐さんと2人っきりで買い物なんて久しぶりだな〜」
紅葉「確かにの。
まだ主が幹部になりたての頃だったかのう」
志賀「いつ幹部に?」
A「んー・・・
3年前?かな、
本当は4年前の時点で成るにはなれたんだけど・・・」
志賀「ならなかったんですか?」
A「ちょっとボス殺そうとして地下牢に投げ込まれたから。」
志賀「え!?
何で!?」
志賀は礼儀も忘れ叫んだ
A「それはまた今度ね。
却説、そろそろ準備しないと」
そう言うとAはカップを志賀に渡し奥の部屋に入った。
志賀は呆然とその場に立っている
紅葉「これ、何をしている童。
主も着替えて来い。その服で行くつもりか?」
志賀「え、あ、はい!」
志賀はカップを洗い紅葉に一礼して自身の部屋へ向かった。
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作者名:夜 | 作成日時:2018年11月3日 22時