検索窓
今日:1 hit、昨日:8 hit、合計:61,664 hit

番外編 冬の奇跡 _プロローグ_ ページ34

コンコン、とドアがノックされた。

賢治は入ってきた人物を見て声を上げた。

賢治「あれ?如何されたんですか?」

A「やあ。こんにちは。」

「「「はあああああ!?」」」

朝の探偵社に叫び声が響いた。

ーーーー
カチャ、とカップを机に置く。

A「酷くない?歩いてきたんだよ?ここまで。

意外と遠かったんだよ?」

国木田「貴様、何をしにきた。

襲撃か?」

A「襲撃?何それ?」

国木田は呆れたように溜息を吐いた。

A「ナオミちゃんだっけ?この紅茶美味しいね。」

ナオミ「そうですか?嬉しいですわ。」

笑顔で話し始める2人を見て国木田は更に溜息を吐いた。

A「国木田君、溜息ばっかり吐くと早死にするよ。」

国木田「何!?本当か?」

A「そうだよ。メモして置くと良い。」

国木田「溜息は健康に悪い…と」

そんな国木田を眺めナオミが問う。

ナオミ「本当ですの?」

A「ううん。嘘」

国木田「貴様_!」

国木田が摑みかかるがAは後ろに跳びドアの前に着地した。

A「やめ給え国木田君。私女の子なのだよ?」

国木田「やめるから先刻(さっき)からやっているその喋り方と声をやめてくれ。

太宰にしか聞こえなくておぞましい。」

確かに太宰の声で同じ喋り方なのだからそうだろう。

Aは、あはは、と笑った。

A「そうだよねえ。私、君の事国木田君なんて呼ばないもんねえ。」

太宰「おっはよー皆さーん」

太宰がガチャ、とドアを開けて入ってきた。

太宰「A!?私に会いにきてくれたのかい!?」

A「そんな訳ないでしょ…って言いたいんだけど今日はそうなのよね……」

太宰「真逆私と心中してくれる気になったかい!?」

A「ならないわね。」

そう言うとAは外套から黒い封筒を取り出した。

太宰「__此れは?」

太宰は片眼を瞑って問う。

A「招待状よ。

今度うちでクリスマスパーティーをするの。

姐さんと話し合って貴方達を呼ぶことにした。」

太宰「貴方"達"?」

A「そう。探偵社の全員よ。」




「「「はあああああ!?」」」




2度目の叫びが探偵社に響いた。

A「安心して。

ボスの許可は取ってあるから。

じゃあ、そこに時間とか書いてあるから必ず来てね?」

そう言うとAは去って行った。



ーーーー

此れはギルド戦近くぐらいに考えてください。

本編間に合わなかった…


by作者

番外編 冬の奇跡_第1話_→←太宰幹部



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
76人がお気に入り
設定タグ:文豪ストレイドッグス , 中原中也 ,   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2018年11月3日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。