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嫌がらせ ページ32

私は梶井を引きずりながらビルに戻った。
そのままボスの部屋に向かう。
A「ボス、中原です。入ります」
ガチャ、とドアを開けてみれば予想通りエリス嬢が飛びついてきた。
エリス「A!」
A「エリス嬢、どうされました?」
エリス「酷いわA!私と遊ぶ約束も放ったらかしにしてどこ行ってたの!?」
A「すみませんエリス嬢。」
鴎外「おや、A君どうしたんだい?」
私に気づいたボスが声を掛けてきた。私はエリス嬢の頭を撫でながら答える。
A「鏡花はマフィアを抜けるようです。」
鴎外「・・・それは本人に聞いたのかな」
A「いえ。ですが_」
私は電車から回収してきた無線機の音声を流す。
__鏡花「私は鏡花。35人殺した。
もう1人だって殺したくない。」
鴎外「_そっか。
彼女をどうするかは連絡するよ。紅葉君にも伝えてくれるかな。」
A「かしこまりました。
_エリス嬢、今週末にでもカフェに行きましょう」
エリス「カフェ!?行くわ!」
鴎外「ええ、良いなあ。私も行きたーい」
エリス「リンタロウは駄目よ。ね、A?」
A「そうですね。」
鴎外「ひっどおーい
あ、A君」
ボスがちょいちょい、と手招きをした為ボスの横に向かう
鴎外「エリスちゃんの写真、頼んだよ」
A「ええ。勿論です。」
鴎外「2人で出かけるのを許可しよう。」
エリス「やったー!」
鴎外「じゃあエリスちゃん!当日どんな服を着てくか選ぼうじゃあないか!」
エリス「嫌よ!来ないでリンタロウ!」
2人を見て苦笑しつつ、私は静かにボスの部屋をあとにした。
A「あ、そうだ。」
私は或る事を思いつき、準備に取り掛かった。

次の日、私はその荷物を持ち地下室へ向かった。
_静かにドアを開けると、私はスマホを構える。
中也「_2度目は無くってよ!!」
そこにはお嬢様口調で喋る兄と大笑いする太宰の姿があった。
A「フフッ」
思わず笑いが漏れ兄が此方を向く
中也「A!?」
A「やだもう!兄様可愛い!!
アハハハハ!」
中也「笑うな!」
A「安心して兄様。

ばっちり動画におさめてあるわ!」
太宰「それ後で送ってくれ給え!」
中也「何だと!?消せ!消せよ!」
A「残念ながらお断りさせていただきまーす!
ほら、兄様、部屋に帰りなさい。」
兄はブツブツ言いながら部屋に戻って行った。

私は太宰を振り返る。

A「却説、太宰。
_用事があって来たの。」

太宰はキョトンとした後、ニヤリと笑った。

太宰幹部→←汝の生は殺人と共に 弐



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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 中原中也 ,   
作品ジャンル:アニメ
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作者名: | 作成日時:2018年11月3日 22時

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