アイドルを飼うことになりまして。 (ページ12)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:24,856 hit

No.12 ページ12

その日、仕事が終わると雄大の車でご飯に行った

そこは私が翔太を飼うことになったきっかけのお店

あ「ここのお店..」

雄「しってる？」

あ「うん。1回だけ来たことある。」

.

.

.

仕事の話、悩み相談。話の内容は今までとは変わらなかった
あの話だって一切出てこなかった。

.

.

.

昨日までちゃんと話せるか心配だったけど
そんな心配せずにすんだ

.

.

.

.

あ「ごめんちょっと御手洗行ってくるね」

.

女子トイレへ行く途中

『私達やり直さない？』

『お前とはもうむり』

女の人と、聞き覚えのある男の声...

もしかしてと思いちらっと声のする方を見た。

そのもしかして.....

私の視界に入ったのは可愛らしい女性とあの翔太。

びっくりして声が出そうになったので急いで口を塞ぐ

翔「もとはといえばお前が浮気したのが原因だろ」

『 ...だって翔太私のことなんて興味無い感じだったじゃ...』

翔「....」

.

.

.

.

その時、私は見てはいけないものを見てしまった。。。

翔太から女の人へキスしてる姿....

あ「...うそ....」

.

翔「俺はずっと好きだったけどな。」

『 ........』

.

その女性を見る翔太の目は切なそうで悲しそうで

なんだか.....言葉で表せないような表情

わかんないけど..私まで辛い
.

.

気づかれないように部屋へ戻った

あ「ごめんお待たせ。」

雄「ん、全然。じゃあそろそろ帰ろっか」

あ「うん。」

.

.

かえり翔太に見つからないか不安で仕方なかった

恐る恐る雄大の車にのり、翔太には見つからないで帰れた

.

.

.

あ「....雄大。。。」

雄「ん？なに？」

あ「付き合おっか」

.

.

勝手に口から出た言葉

.

.

好きじゃないのに...何言ってんだ私

.

.

雄「ありがとう」

.

.

その日から私と雄大は付き合うことになった

.

.