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19 初仕事 ページ19

俯いた顔を上げて気合を入れ直す。

理由は何であれ来たからにはやるべき事をしっかりこなせ。
それが出来なければ誘ってもらった意味もない。

「初めまして!1年の保志野Aです。初心者ですが精一杯やらせて頂きます。早く仕事を覚えてご迷惑をかけないようにするのでどうかよろしくお願いします!」

清水さんの時と同じように勢い良く頭を下げる。

頭をあげると短髪の人がニコリと笑って「次は俺たちな」と選手の人達が名前を教えてくれた。

選手、先生、コーチにも自己紹介をして貰い、よろしくお願いしますとお互いに挨拶をして選手達は練習に入る。

私たちも仕事を始める。初めにスポドリの作り方を教えて貰えるらしいので3人で水道へ。歩きながら清水さんに「すみません、教えて貰ったことメモに残してもいいですか?」と聞いてみる。

細い所まで色々質問していると清水さんの手間にもなるかもしれないので大変申し訳ないが早く質の良い仕事をこなせるようになりたい。

清水さんは快く「いいよ」と言ってくれた。選手達もいい人そうな人ばかりだしバレー部はほかの部活より頭一つ抜けて雰囲気が良いのではないか、ほかの部活のことは全く知らないが。

「ありがとうございます」と言って清水さんの少し後ろを歩くと丁度舞花ちゃんと隣になる。気まづい。非常に。

もう水道は目の前というところで舞花ちゃんがふと口を開いた。

「Aちゃんさ、月島くんに勧誘された時いい反応してなかったよね?」

言われてしまった。しかし本気で部活をしようと自分から立候補した人に向かって『やりたかったが意地を張って突っぱねた、けど後悔して結局来た。』とかなんか失礼ではないか。

うーん、と言葉を濁して上手く返事を出来ないでいると

「やりたいって本気で思ってないなら無理しなくても良かったのに、私が自分から入部したからAちゃんが無理しなくてもマネージャーは増えてた訳だし」

と言われた。彼女は私に気を遣っているのだろうか。

今の私には『お前は来るな』と言われているように聞こえる。

私は舞花ちゃんからみてそんなに邪魔?

「水道はここを使います。話は一旦終わりね」

という清水さんの言葉でこの話は終了した。清水さんに教えて貰った作り方を急いでメモし、あまり上手くはないだろうができることは手伝う。

手伝うと言っても私に出来ることは力仕事位だが。

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きょん(プロフ) - 満月さん» ありがとうございます!私は小説を書くのはこれが初めてで稚拙で分からないことも多いですが、初心者なりに精進していこうと思っております。これからも宜しくお願いします。本当にありがとうございました (2018年7月31日 1時) (レス) id: 5a2ab23246 (このIDを非表示/違反報告)
満月 - 今日見つけて読ませて頂きました。とっても面白かったです!更新頑張って下さい!! (2018年7月30日 21時) (レス) id: d83bdf162b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きょん | 作成日時:2018年7月29日 17時

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