382,風に当たりに来ただけです！ ページ5
新条さんの演説が終わり、私は誰もいないことを確認してからデッキへ出て“もう一人の自分”に話しかけました。
美月:(ねぇ、何でさっき出てこようとしたの？)
『すまん……ギリカナンの側近だと言ってたからお前に危害を加えると思ったんだ。』
美月:(そっか……。
でも、新条さんは悪い人には見えなかったよ？)
『俺には胡散臭いやつに見えたがな。』
美月:(はぁ……あなたらしいね。)
『極力、新条には近づくなよ。』
美月:(分かったよ。)
灰崎:「おい。」
美月:「うわぁっ！！」
いきなり話しかけられた私の肩がビクッと大きく跳ねました。
灰崎:「一人で何やってんだよ？」
美月:「い、いやぁ……ちょっと……風に当たりに来たっていうか何て言うか……。」
灰崎:「ふーん。」
美月:「灰崎くんはどうしたの？」
灰崎:「別に……俺もお前と同じ風に当たりに来たってだけだ。」
美月:「そっか。」
私と灰崎くんはそのまま無言で夜の海を見つめます。
美月:「んー、気持ちいい風だね(^^)」
大きく伸びをしながら口を開く私。
灰崎:「そうだな。」
私は垂れている髪を耳にかけながら夜空を見上げました。
美月:「わぁ……！
灰崎くん見て！すっごい星空だよ？」
灰崎:「………。」
美月:「綺麗だね〜(^^)」
灰崎:「………。」
美月:「灰崎くん？」
チラッと灰崎くんの方を見ると、何故か星空ではなく私のことをじっと見ていました。
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よもぎ - 二人の会話を聞いていたHさんww (2019年9月19日 21時) (
レス) id: a93d391e46 (このIDを非表示/違反報告)
skyラビット(プロフ) - 雫(ｼｽﾞｸ)さん» 教えてくださりありがとうございます！早速見させていただきますね！ (2019年5月6日 18時) (レス) id: b373763655 (このIDを非表示/違反報告)
雫(ｼｽﾞｸ) - skyラビットさん» 題名は、オリオンの刻印〜包帯少女〜です。 作品は、１つだけです。 このコメントは、見たら消して頂いて大丈夫です。 (長々なコメントをすみません。) (2019年5月6日 15時) (レス) id: effc3bbfee (このIDを非表示/違反報告)
skyラビット(プロフ) - 雫(ｼｽﾞｸ)さん» 分かりました！題名を教えてもらっていいですか？ (2019年5月6日 15時) (レス) id: b373763655 (このIDを非表示/違反報告)
雫(ｼｽﾞｸ) - skyラビットさん» はい。 作者さん、機会があったら私の作品を読みに来てください。 (宣伝になってしまったら本当にすみません。) (2019年5月6日 15時) (レス) id: effc3bbfee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：skyラビット | 作成日時：2019年4月21日 13時
