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「あの…、さっきの会話って…？」
あゆにそう言われたとき、心臓が凍りつく思いであゆの方を振り返った。
「聴いちゃった…？」
「あ…、うん…。」
そっ、か…。
聴いちゃったのか…。
「どう、思った？」
「んと…。のんは絶対そんなこと、する人じゃないって思う。私は、何があってものんを信じるからね。」
あんまり、人を過信しすぎるのはどうかと思うけど、ありがとう。
けどね。
私は、自分がお父さんを殺したんじゃ、ないと思ってる。
お母さんは、私がお父さんを殺したと思ってる。
私とお母さんの意見、どっちが正しいかなんて、わかんない。
確かに、私がいなかったら、お父さんはまだ生きていたのかもしれない。
だから私は、自分がお父さんを殺したんじゃないとは言い切れない部分もある。
「ねぇ、あゆ。自分の意見を持っていても、それが人の意見に交わると、正当な意見だと思えない人って、弱い人だと思わない？」
「別に私は、弱い人だとは思わないよ？１人１人それぞれの意見があって、その意見を合わせて１つの物事を決めていけば、良いと思う。人間は１人で生きていくのは難しいと思うし、色んな人の色んな意見を聴いた方が、よりよい意見に繋がると思うし。」
あゆの言っていることが、正しいことだなんて分かってる。
けれど。
何故だか、全うに賛成出来ない。
確かに、お母さんのことは気の毒に思うし、お父さんだって、私がいなければ、今も生きていたのかもしれない。
けれど。
お母さんを許す気は私にはない。
お父さんが死んだっていうのは、紛れもない事実であり、現実。
お父さんが車に轢かれて死んだっていうのも、紛れもない事実であり、現実。
私がいなければ、お父さんが生きていたのかもしれないというのは、想像であり、現実ではない。
何が正しいなんか、わかんない。
わかりたくも、ないのかもしれない。
わかる必要なんて、ないのかもしれない。
……消えちゃえば、何かもかもから、逃げられるのかな。
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花暖＠kanon(プロフ) - 希雨さん» おお、私以外の人の１コメっ！ありがとうございます、頑張ります！ (2020年5月25日 20時) (
レス) id: b3e83051c6 (このIDを非表示/違反報告)
希雨(プロフ) - 切ないですね・・・。でも、とても良い作品だと思うので頑張ってください！応援しています(*´▽｀*) (2020年5月25日 18時) (レス) id: d1a9390e45 (このIDを非表示/違反報告)
花暖＠kanon(プロフ) - 自分の生活でも、少し病み気味ですので、感想いただけると跳んで喜びます！私事ではありますが感想お待ちしております！批評でもいいので、本当によろしくお願いします…！ (2020年5月23日 20時) (レス) id: b3e83051c6 (このIDを非表示/違反報告)
花暖＠kanon(プロフ) - えーっと、誰からも感想をもらえないと自分の作品の評価がいかがなものかと気になってしまいますので、ぜひ良ければ感想お待ちしております！今、スランプ気味で自分が想っている事をうまく言葉で表現できずにいるので… (2020年5月23日 19時) (レス) id: b3e83051c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花暖 | 作成日時：2020年5月14日 19時
