２５７話 貴方『いやぁ。まさかこんなにも早く夏恋に会えるとは。』 夏恋「ふふふ…平次くーん。」 ページ35
訳が分からぬ状況に困窮している私の肩に後ろから和葉ちゃんがそっと手を置く。
和葉「どうしたんねん？」
貴方『いや…あの…。なんかよく分からないことに。』
私がそう言いながら二人の方向に指を指すと、和葉ちゃんもその指の先を見る。
その状況を見て、流石の和葉ちゃんも私と同じ様に狼狽える。
和葉「なんやねん…あれ…。」
貴方『幻覚…？？？』
そんな私達の様子にも気づかず、二人は相変わらず、そんなやり取りを続けていた。
貴方『これって…突入していいの？あの雰囲気に。』
和葉「待ってたら、拉致あかんわ。」
貴方『もう時間も時間だしね。』
そういうことで、意を決め、二人に近づく。
流石の二人も、呆れた私の視線に気づいたのか、夏恋は余韻に浸っているのか、口元が緩んだままで、ぶつぶつと何か言っている。
服部君は慌ててなにかを説明しようとしていた。
服部「えっと、これはやな！！そのなんちゅうか、あれやあれ！！」
貴方『…何があったかは聞かないけど…もうすぐで、飛行機の時間だよ。もうすぐ30分前になるよ。』
まぁ、どうせ後で夏恋が聞かせてくるだろうし。
服部「おお、ほんまや！じゃあ、行くぞ和葉…はは…。」
相変わらず、コナンに工藤と言ったときのような反応を見せながら、搭乗口に向かった。
搭乗口に並ぶ人々の背後に並び、徐々に入口が近づいていき、遂に二人の順番が来た。
服部「ほな！また来週やな！」
和葉「またな！二人とも！」
貴方『じゃあねー！また来週！』
あれ、空港で帰る人に向かってまた来週ってなんか違和感がある。まぁ、普通は有り得ないことだからかな。
夏恋「ふふふ…バイバイ〜！」
背筋が凍りつき、全身の鳥肌がたった。
私の横に幽霊がいる。怖。
そんなこんなで二人は大阪に帰っていった。
めでたしめでたし。
夏恋「あれ？そういえば、昴さんは？」
貴方『あっ…。』
２５８話 貴方『夏恋って問題噴出機だね。』 夏恋｢お前と比べたら、足元にも及ばないがな。｣→←２５６話 貴方『一体私が安室さんと会ってる間に何が...』 和葉｢ほんまになんがあったんねん。｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 149人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
語夏(プロフ) - 銀狼さん» ありがとうございます！こちらの私情で、今まで更新が遅くなってしまい、本当に申し訳ないです！これからはもっと更新できるように頑張って行きたいです！楽しみに待ってくださり、ありがとうございます！大変心強いです！頑張りたいと思います！ありがとうございます！ (2019年2月1日 23時) (
レス) id: 04bd9da078 (このIDを非表示/違反報告)
銀狼 - 更新楽しみに待てます頑張ってください。 (2019年1月16日 20時) (レス) id: 2cdd72b786 (このIDを非表示/違反報告)
語夏(プロフ) - 餡子 さん» 更新が遅くなってしまっているのに、いつも見てくださってるなんて、本当にありがとうございます！申し訳ないです(´Д｀;)そう言って貰えてとても嬉しいです！励みになります！これからも期待に応えられるような話を書けるように頑張ります！ありがとうございます！ (2018年11月4日 0時) (レス) id: 22152e28e4 (このIDを非表示/違反報告)
餡子 - いつも見てます てか貴方のように小説書くひと大好きです もうほんと好きすぎて死にそう 最新待ってまつ(( (2018年10月29日 23時) (レス) id: 3365022862 (このIDを非表示/違反報告)
語夏(プロフ) - 奈楠さん» １章からですか！？とても話数が長く大変だったでしょう！？こんな長い話をここまで飽きずに読んで下さりありがとうございます！しかも、すごく面白いだなんて...。そう言って貰えると本当に嬉しくて心が飛び跳ねてしまいます笑 更新なるべく早く頑張ります！ (2018年8月7日 0時) (レス) id: 22152e28e4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
