【名探偵コナン】 貴方「安室さんは苦しい中での支えでした」 夏恋「今回服部くんと私の回だぜぇ！！」 貴方「潰したい」【安室透】 ６

第２４９話 貴女「……あああ！！安室さん不足！！」 夏恋「どの口が言ってやがる……」 ページ41

けど、やはり、見殺しになど出来るわけがない。あんな悲惨なことを繰り返すなんて、そんなの嫌だ。




大好きな夏恋が、亜弥花があんな思いをして死んでいくなんて…そんなこと絶対にさせない。
私は名探偵コナンの世界への扉を自ら閉ざした。


まず、夏恋が死んだ原因は何だ？
亜弥花がああなったのはどうして？？



全ては静香が亜弥花に私が亜弥花を利用するような言い方をしたテープを流したから。


私が夏恋に言わなかったから。
なら…。


貴女「夏恋…聞いてほしいことがあるんだけど…。」


夏恋は呆れた顔でどうせまた巫山戯た事だろうというような様子でこっちを向いた。だが、その表情は瞬時に変化した。

恐らく、私の真剣な表情を読み取ったのだろう。
そして、今から話す内容を…察したのだろう。


夏恋「…何だ…？」



私は話した。静香に亜弥花が騙され、今いじめられているような形になっていることを。


貴女「…だから…夏恋…一緒に誤解を解いて欲しい。」


それを聞くと夏恋はすぐに頷こうとするが、躊躇い、動きを止める。


そして、ポツリと呟くように私に問いかける。



夏恋「…何で話してくれたんだ？」


まさかそんな事を聞かれるとは思わず、素っ頓狂な声が出る。


貴女「へっ…！？」


夏恋「…だ…だから、今までのお前なら絶対こんな事話さなくて、1人で抱え込んで私に迷惑をかけないように。とか言って話してくれなかった。」


確かにそうだ。いや、本来なら私はそうしたのだ。だけど、過去に戻ってきて、結末が分かるので、そうならないために話しました。なんて、言えるわけがないのだ。



それに、あの日からずっと私は後悔してたのだ。話せばよかった。と。親友であり、家族である夏恋に。だから、あの日果たせなかった事を今、こんなきっかけだけど、するのだ。




貴女「…夢を見たんだ。私が話さなかったせいですれ違ってみんなが死んじゃう夢。


それで気づいたんだ。なんで言わなかったんだろうって。なんだって言える大好きな家族が隣にいたのに。

迷惑とかそんな馬鹿みたいなことを言ってさ、結局それが一番の迷惑でみんなの心に傷を作ってたんだって。


だから、協力して欲しい。…あんな事にならないために。


またみんなで笑えるように。」




大好きな家族 という単語に照れながらも美しく微笑んだ夏恋はこくりと頷き、言った。



夏恋「勿論！話してくれてありがとな！大好きなA！｣

第２５０話 夏恋「過去を塗り替えれる日が来るとはな。」 貴女「まさかこんな風になるとは思わなかったなぁ。」→←第２４８話 貴女「作者これ、１話作ったのに全部消えてやり直しになったらしい。」夏恋（ドンマイだな。日頃の行いのせいだ。）

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