第２４３話 貴方「…早く戻りたい。。」夏恋「私のためにも早く来いよ！！」 ページ35
目的も無く走り続けたからだろうか。私が知らない場所に来ていた。
トボトボと歩いていると、人気のない公園に辿り着く。そこで一休みしようとベンチに近づくと、一人の少女が座っていた。静香。
私が許せない。世界で一番憎い人。
そのはずなのに、体に包帯をばかりを巻き、傷だらけの体で、顔を何の感情もない虚ろな表情。
その目からは何にも感じられない。
まるで別人。わたしはその人を静香とは思えず、ただ話を聞きたくて、ベンチに座る。
静香は私を見ると、少し横に避けた。そして、ぽつりと呟く。
「ごめんなさい。」
貴方「え…？どうして…？私に…会ったことが？」
静香「…多分無い…。でも、ずっと前に何処かにあった気がする。…貴方を見ると…ものすごく謝りたくなる。」
私はその言葉を聞いて少しの可能性を見た。
貴方「…でもきっとあったことあるよ…。ねぇ。その傷どうしたの？」
静香はそれを言われると傷を隠すかのように自分の腕を掴む。
静香「…それは話して、私になにかメリットがあるの？…貴方に何のメリットがあるの？」
貴方「メリット…か。そんなものはないよ。ただきになるの。貴方に似た人を知っているの。その人はある酷いことをしちゃうんだけど、貴方にそっくりだから、もしかしたら…。
貴方の話を聞いたら、もしかしたら、その人がどうしてそんなことをしたのか分かるかもしれないから。」
静香をはその言葉を聞き、二、三分俯いて何も言わなかったが、小さく頷いた。
「分かった…。…何だか分からないけど…貴方にはひどく申し訳無いことをしたような気がするの。だから…もしかしたら…貴方に話せば…少しはこの気持ちが楽になるかもしれない。」
そして、小さな弱々しい声で語り出した。
第２４４話 夏恋「静香の過去か。こんなのがあるとはな。」 貴方「…確かにそうだね。」→←第２４２話 貴方「安室さん…安室さん…安室さん…。｣ 夏恋「怖いからやめてくれ。｣
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語夏(プロフ) - カグレさん» 私が書く物語でその ような感情になっていただけるのが本当に嬉しいです！ここまで来たのに、やっと会えた安室さんの口から出たのがこの言葉、今後二人がどうなっていくのか見守ってくださると嬉しいです。応援、コメント本当にありがとうございますっ！！頑張ります！ (2017年9月7日 0時) (
レス) id: 995d438764 (このIDを非表示/違反報告)
カグレ(プロフ) - 「貴方…誰ですか…？」の瞬間泣きましたっ！面白いです次の章でも更新頑張ってください！応援していますッッ！！！ (2017年9月3日 20時) (レス) id: 8df050e33a (このIDを非表示/違反報告)
語夏(プロフ) - こんぺいとうさん» 更新がとても遅いのに、面白いと言って頂けるのは本当に嬉しく、感謝でいっぱいです。更新を待ってくださるのが本当に心強く、作品を書いていく上で支えとなります。今からはペースを上げて、出来る限り早めに更新していこうと思ってますので、よろしくお願いします！ (2017年8月26日 23時) (レス) id: 995d438764 (このIDを非表示/違反報告)
語夏(プロフ) - 曇天に笑う さん» 最終更新から1ヶ月もお待たせしてしまい、本当に申し訳ないです！更新ペースを一定にできないのが、本当に申し訳ないです。更新を出来る限り早めにやって行こうと思っておりますので、これからもこの作品をよろしくお願いします！コメントありがとうございます！ (2017年8月26日 23時) (レス) id: 995d438764 (このIDを非表示/違反報告)
語夏(プロフ) - 美月さん» 質問の回答となる話がなるべく早く出てくるように更新を出来る限り早くやりたいと思います！せっかくのコメントの質問にお答え出来なくて本当にすみません！コメントありがとうございます！本当に嬉しいです！更新頑張らせていただきます！ (2017年8月26日 23時) (レス) id: 995d438764 (このIDを非表示/違反報告)
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