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第237話 夏恋「もう終盤だなぁ…」 貴方「結局前半すぎてる」 ページ27

私は夏恋が冷たくなるまでそばにいた。
そして、もう死んでしまおうと決めた。

私は交差点へ向かった。

血に塗れた手はポケットに入れることで誰にも見られるとこがなかった。けど、ブラウスについた血は、なかなか難しいかった。結局ジャケットで隠した。


そして今。私は赤信号の前にいる。向こうからトラックが走ってくる。私は飛び出すけど、それと同時だったんだろうか。誰かがトラックの前で立ちすくんだ私を押しのけた。


貴方「りょう…き…さ…ん?」


目の前で再び死んでしまった私の親しい人。
亜弥花の兄の涼樹さん。


また、私のせいで死んでしまった。
どうすればいい??どうやって償えばいい?

涙が枯れてしまうほどに泣いたのに。
涙を止まるということを知らないのか、私の瞳から溢れ出る。


そして向こう側には亜弥花がいた。
目を見開いて、涼樹さんの変わり果てた姿を見ると、その瞳には復讐と怒りと憎しみしかなくて

何処かへ走り出してしまった。



私は今の現状に耐えきれず、走り出す。確実に死ねる場所へと。だから



涼樹「A…生きろ」



そんな言葉聞こえなかった。



気づけばもう真っ暗で、森の中にいた。


静香「どーだった?楽しかった?」


私の悪魔がやってきた。


もう、全てにけりをつけようではないか。

番外編 バレンタイン→←第236話 貴方「おーついに夏恋が…」



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語夏(プロフ) - カグレさん» 私が書く物語でその ような感情になっていただけるのが本当に嬉しいです!ここまで来たのに、やっと会えた安室さんの口から出たのがこの言葉、今後二人がどうなっていくのか見守ってくださると嬉しいです。応援、コメント本当にありがとうございますっ!!頑張ります! (2017年9月7日 0時) (レス) id: 995d438764 (このIDを非表示/違反報告)
カグレ(プロフ) - 「貴方…誰ですか…?」の瞬間泣きましたっ!面白いです次の章でも更新頑張ってください!応援していますッッ!!! (2017年9月3日 20時) (レス) id: 8df050e33a (このIDを非表示/違反報告)
語夏(プロフ) - こんぺいとうさん» 更新がとても遅いのに、面白いと言って頂けるのは本当に嬉しく、感謝でいっぱいです。更新を待ってくださるのが本当に心強く、作品を書いていく上で支えとなります。今からはペースを上げて、出来る限り早めに更新していこうと思ってますので、よろしくお願いします! (2017年8月26日 23時) (レス) id: 995d438764 (このIDを非表示/違反報告)
語夏(プロフ) - 曇天に笑う さん» 最終更新から1ヶ月もお待たせしてしまい、本当に申し訳ないです!更新ペースを一定にできないのが、本当に申し訳ないです。更新を出来る限り早めにやって行こうと思っておりますので、これからもこの作品をよろしくお願いします!コメントありがとうございます! (2017年8月26日 23時) (レス) id: 995d438764 (このIDを非表示/違反報告)
語夏(プロフ) - 美月さん» 質問の回答となる話がなるべく早く出てくるように更新を出来る限り早くやりたいと思います!せっかくのコメントの質問にお答え出来なくて本当にすみません!コメントありがとうございます!本当に嬉しいです!更新頑張らせていただきます! (2017年8月26日 23時) (レス) id: 995d438764 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:語夏 | 作者ホームページ:http:/。  
作成日時:2017年1月5日 11時

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