三月八日 ７個目 �� ページ30
「なんで急に…。」
私はあの後、急に鳴りだした警告音によりパソコンに釘付けになっていた先生に、私の残りの薬を少し分けて欲しいと言われて取りいくよう促された。
薬が足りないなんてこと本当にあるだろうか。それにあの警告音は何なのだろう。だけど、断るわけにもいかず、教室に戻っていた。
後ろの教室の扉を静かに開け、鞄まで近づき薬を取り出しポケットに入れる。
みんなが私に気づいた様子は無く、隼人が西崎くんに｢「そんなに納得いかねぇなら、直接あいつに自分の思いぶつけてみろよ。 」
そう言い、みんなが準備室に行くことが決まった。
そこでようやくみんなが私に気づく。
「あれ、A。なんで？」
「Aいつから居たの？」
そんな反応を笑いで流していると、唯月に「どうだった？」と耳元で囁かれる。
『えっと…まぁ。上手くいった…かな？』
そう言うと何故か頭を撫でられる。よく訳もわからず、流されるままに準備室に入った。
けど、そこに先生はおらず、さくらが居た。
画面を見てみるとそこには真人叔父さんが居た。かと思えば先生が現れる。
「大胆ですねぇ。爆弾で命を落とすかもしれないのに｣
「お前は俺を殺さない。だろ？ 五十嵐理事官が現場から外された今、人質を殺す意思のないお前は、袋のネズミだ。
だから警察と交渉できる本当の人質が欲しい。だろ？ ｣
二人の声が聞こえる。それで分かってしまった。先生は、私を来させない為にわざと行かせたんだ。
「さすが刑事さん。なら、人質になってもらえますか？｣
「残念ながら俺確かめにきただけだ 。お前が何をしようとしているのか。五十嵐さんは骨の髄まで刑事だった。そんな人がなぜ犯罪の片棒を担いだのか 。｣
その時、別画面にSITが学校に突入しようとしているのが見えた。
不味い。先生が危ない。真人叔父さんは伊達に刑事をやってたわけじゃない。
今の不調な先生では、負けてしまう。それに加えSITも来れば、先生が捕まってしまう。
そんなことになるくらいなら。私は。
さくらがSITの侵入を先生に伝えている間に、みんなに気づかれないように準備室を出た。
資料室に向かう。早く行かなくては。と廊下を全力で駆け抜ける。だが、それを拒むかのように小鳥遊さんが立っていた。
『退いて。小鳥遊さん。』
「嫌よ。中途半端のあんたを行かせるのは。」
そう言うと静かに黒く怪しい光りを放っている拳銃の銃口をこちらに向けた。
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語夏(プロフ) - 蒼炎さん» 最新作にもコメントくださり、ありがとうございます！！本当に長い間待ってくださってありがとうございます。迷惑ばかりおかけして申し訳ないです！！なんとか亀ペースながらも更新できるように頑張っていきたいので、応援よろしくお願いいたします！ (2020年6月25日 0時) (
レス) id: 04c826bf0b (このIDを非表示/違反報告)
蒼炎 - 続きがとても気になります！更新待ってます！ (2020年1月9日 18時) (レス) id: 874e279780 (このIDを非表示/違反報告)
語夏(プロフ) - しろさん» 続きが楽しみと言ってくださったのに1ヶ月もお待たせしてすみませんでした！！更新したいという気持ちはあるのですがなかなかリアルが忙しくまだかなり遅いペースになってしまいますが、気長に待っていて欲しいです...。わざわざコメントありがとうございました！ (2019年10月11日 18時) (レス) id: 4869204ec8 (このIDを非表示/違反報告)
語夏(プロフ) - 千歳さん» 本当に何ヶ月もお待たせしました！急に更新が止まってしまってすみませんでした！！コメントまでわざわざありがとうございます！！これからも期待に応えられるようにカメさんペースにはなりますが、更新していきますのでよろしくお願いします！ (2019年10月11日 18時) (レス) id: 4869204ec8 (このIDを非表示/違反報告)
語夏(プロフ) - 美さん» 大変お待たせしました！！本当に遅くなってすみません！！楽しみだと言ってくださったのに本当に罪悪感でいっぱいです...。これからも今までのペースとは違いますが更新していきたいと思いますのでよろしくお願いします！！ (2019年10月11日 18時) (レス) id: 4869204ec8 (このIDを非表示/違反報告)
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